14, 01. 2013 梢輝く


朝方の弱い青の空は時間を追うごとに強さを増し、昨日は良く晴れて,相変わらずの真冬日ながら気温も僅かに上がった。洗濯機を仕掛けて,仕事に入る。一気に大きなサイズの作品に取り掛かるには,未だ懸念な要素が多いので,昨年用意した三六の和紙から短ての幅一杯の和紙を、引き切りで切り取る。ボイドと呼ばれる厚紙で出来た筒を芯にして緩めに巻き,細長い筒を作り両端に膠を施した。

2時少し前に散歩に出かけた。新たに降った湯来は5cm強。日曜日で除雪はされていなかったが,歩き易い。雪の表面に風紋が出来ていて,吹雪が酷かったことが判る。歩道脇の塀に積った雪が,風や陽の影響で面白い造形を見せていた。人間の頭部と見紛うばかりの雪もあった。





南の緑地帯へ向う。欅の樹皮がプラタナスの様に剥がれている。樹の成長と共に,表皮が剥がれて行くのだろうか。




前日は暗く陰惨な表情を見せていた,白樺や楓の梢が赤く輝く。最上部の写真は,楓の梢。東町公園では,父親が小さな子供を橇遊びさせていた。南の緑地帯で,ヤマガラの姿を見付ける。胸に鮮やかな黒い紋様のあるシジュウカラも見かけたが,撮り逃がしてしまった。





緑地帯を抜け,鉄道林前の道を西へ向う。中央の沢の東の遊歩道を北へ戻る。沢の階段を下りてみた。陽の軌道が低くなって,沢の底にはずっと陽が射していなかったが、冬至を過ぎて半月,僅かに東の部分に陽が当たっていた。雪面の下は凍り付いている筈。春にはどの様な状態が現れるのか,気に懸かる。遊歩道を離れて,住宅街を北東へ戻る。シラカバ公園の小山でも、子供を橇遊びさせる人の姿があった。




写真の整理をしていると、空が赤味を帯びて来た。3階の窓から北西を眺める。黒く横たわった雲の陰に、夕陽が沈んでいた。



今朝は薄曇り。南の地方は雨と風で大荒れで,当地も気温が下がる予報が出ている。