09, 01. 2013 梢を見ながら


良く晴れた真冬日が続いている。昨日も,朝方の晴れ間が終日続いた。小さなサイズでの立体造りを試みる。サイズが小さいと和紙の張りで保てる形状が,大きくなり膠を引いて乾くまで,形状を保てなくなる懸念が生じる。単純な形状なら,中に支えとなる物体を入れ,乾く間際で引き抜く事も可能だが,形状が複雑なのでそれも叶わない。昨年来,堂々巡りの状態。幾つかのパーツに分けての制作も考慮したが,一体感が薄れ、力感に欠けるのは否めない。

小さなサイズのものを仕上げ,2時前に散歩に出かけた。地平に近い空に雲が見えているが,上空は真っ青に良く晴れている。酷い寒さの中でも,陽が当たると氷柱の先から水滴が落ちている。居間の出窓の小屋根に出来た氷柱は,陽が当たると間もなく落ちてしまった。屋根から迫り出した雪に氷柱が出来て,下の雪に届きそうなお宅があった。窓のない場所なので,気にならないのかも知れない。



晴れると,樹々の梢の色付きが鮮明になる。楓の梢が赤味を増して来た。距離があって冬芽の確認は出来なかったが、柳の梢が煙っている。近間の柳を見ると,冬芽が出始めていた。





毎年,色付きの早い樹の梢が,黄色味を帯びていた。目立った花や実を見ることがなく,何の木なのか未だ判らない。白樺の梢は、雄花もあって赤味が強くなって来ている。青空を背景に,白い幹と,赤味を帯びた梢が美しい。




何か立体が乾くまでの支えとなるものを探そうと,帰りがけに100円ショップを覗いた。適当な物は見付からなかったが,スーパーの北側から眺めた西の手稲山は,霞まずくっきりと見えていた。