27, 12. 2012 吹雪が止んで


前夜からの吹雪は,正午過ぎまで続いた。道内の交通機関は欠航や運転中止となり、高速道路も方々で交通止めとなった。戸外は真っ白。ガラス窓に張り付く雪も量を増していく。賀状の切手貼りをする予定でいたが、雑用が入って諦めた。押し詰ってからの予定外の雑用は、迷惑至極。

1時を過ぎて吹き荒れていた吹雪が治まった。雪雲が通り過ぎたのか,ガラス窓に張り付いた雪の隙間から、陽が見えて来た。雪が降り続く予報だったので,晴れている間に夕食の素材を買い求めて来ることにした。朝,姪を駅まで送る折に,義妹が玄関前の雪掻きをしていたのに,階段は段差が判らぬ程,雪が吹き溜っていた。雪掻きをしてから歩き出す。気温が低いので,軽い雪だった。





強かった風も止み,頭上から西は青空が広がっていた。暫く雪の降る心配はなさそうなので、北西を小さく廻ってスーパーへ行くことにした。除雪は済んで居らず,車が付けた轍の跡を歩く。所々轍も消え,足跡を辿って歩く。居間の出窓の氷柱に雪が付いていたが,何処のお宅の氷柱も,雪を纏って着膨れしていた。この様な氷柱を目にするのは初めてのこと。気温が低いので,凍り付いているものと思われる。





イチイの着雪も凄まじい。降り積ったと言うよりは,吹き付けたという雪の付き工合。樹氷を想わせた。三番通りを越えて,北の住宅街に入る。どの道でも,雪掻きに精を出す人々の姿が見られた。住宅街の外れから原野を見渡す。西の山並みは霞んでいた。






住宅街を南東に戻る。最も東の小公園のポプラの梢が、時折キラリと光る。高くて確認は出来ないが,梢の細い枝にも雪が張り付いているものと思われた。ヒバの生垣だった様に記憶しているが,雪を纏い,雪地蔵の用に並んでいた。



昨夜月光が明るかったが,今朝は良く晴れている。風もすっかり納まり穏やかな天候だが,気温は頗る低い。