21, 12. 2012 快晴の真冬日


気温は低かったが,昨日は朝方の晴れ間が終日続いた。時折浮き雲が流れて、雲の端が虹色に光る。硝子越しの陽が暑く感じられる程、強い日射しだった。床に貼り付いていた数枚の部品となる和紙を仕上げた。年内は絵具を使用する仕事はないので、絵具の容器や刷毛を洗って片付けた。

1時半過ぎに,買物がてらの散歩に出かける。モデルに使用していたシクラメンが、花が殆ど終り,葉が黄ばんで来た。明日一度で年内の教室を終えるのだが,モデルとしては使用出来ない。前日スーパーの生花店で見付けておいたので,帰りがけに買い求めて来ることにした。地平に近い部分に雲が見えるが,上空は真っ青。良く晴れているので山並みが見えるだろうと,北へ向う。盲学校の東に並ぶナナカマドの長い影が,車道を越えて向かいの自動車教習所の雪の壁まで達していた。南東から登る陽は,低い軌道で南西に沈む。日の位置が低いので,影は長く伸びる。




四番通りを越えて,原野を見渡す。北西の山並みは僅かに見えていたが,頂には雲がかかっていた。青空にくっきりと映える山並みを,未だ目にしていない。四番通りを東へ向う。セイタカアワダチソウが、背丈の半分程、雪に埋っている。昨年よりも、積雪量は少ないかも知れない。農場の間の道を南へ戻る。西の雲が少し広がって来ていた。





三番通りを西へ戻る。生垣のイチイから、小さな氷柱が下がっていた。白いシクラメンの鉢を買い求めて戻る。中央分離帯シナノキの梢に,小さな冬芽が見えていた。写真の整理をしていると,西の雲が色付いて来た。3階の窓から西を眺める。3時半を過ぎたばかりなのに、陽が家並の向こうに沈もうとしていた。





開けて来た空は,良く晴れている。今日は冬至。明日から僅かずつでも日が長くなると思うだけでも、閉塞感から解放される。