29, 11. 2012 嵐が去って


吹雪が去って、昨日は朝から良く晴れた。早朝は気温が下がったが、吹き荒れていた風も止み,穏やかな一日となった。再度立体に礬水を施し,仕上げとした。散らばった道具類を片付け,絵具や礬水の容器を洗う。前日裁っておいたミトンの縫製に取り掛かった。手の甲の方にゆとりがある方が使用しやすいと思い,待針を打つ際に甲の方に手加減でゆとりを付ける。表の皮と裏の布を縫い上げた2時前に買物がてらの散歩に出かけた。

朝雪掻きに出た折は凍っていた路面が,融けて緩んでいる。滑る心配がなく,足元を気にせずに歩けた。晴れているので西の山並みを見渡そうと,北西へ向う。時折,庭木から雪が落ちる。ガマズミの実に載った雪も殆ど落ちていた。シラカバ公園の樹々も枝先の雪は落ち,幹に張り付いた雪だけが残っていた。何の樹なのか、枝から垂れ下がった雪の先端に水滴が溜り,陽光に光っていた。




北の沢の遊歩道に入る。前夜から早朝に書けての低温で,水面の一部が凍っていた。此処の水も例年より多い。三番通りを越えて,北の住宅街に入る。小公園のズミが,未だ実を数多く付けていた。キウイは葉を落とし,大きな冬芽を出していた。






住宅街を東に戻る。背に当たる日射しが暖かい。住宅街の外れから原野を見渡す。西の山並みは見えていたが,未だ湿度が高いのか霞んでいた。ふっと背の暖かさが失せて,西を振り返ると大きな雲が陽を遮っていた。雲に追われる様に東へ進む。曇天だと黒々と不機嫌そうな色を見せる裸木が,陽光で輝く。北東に見える白樺の木立の枝先が,赤味を帯びていた。冬芽が出ているのかと思われる。名称不明の針葉樹は大分葉を落とし、空が透けて見えていた。落葉松よりも葉が赤味を帯びている。夕食の素材を買い求めてスーパーを出る頃には,空には雲が広がって来ていた。






今朝は僅かに青空も見えるが,雲の量が多い。寒さが迫って来ているので,ミトンを仕上げてしまいたい。