15, 11. 2012 寒さ強まる


夜半からの雨は午前中には上がったが、昨日は終日陽の射さぬ薄暗い一日となった。頭が重くなる様なこの薄暗さは耐えられない。いっそ根雪になれば、寒さは嵩じても雪で明るくなる。年末を控えての衆院選挙が決まった。国民の生活はそっちのけで、党利党略に右往左往する姿は見苦しい。

午後も雨の予報が出ていたが雨が上がったので、早めに夕食の素材を買い求めに出かける。前日も雨で余り歩けなかったので、北西を廻ってスーパーへ向うことにした。夏の間楽しませて貰ったネムノキは葉を落とし、茶色く朽ちた莢を下げていた。見事に色付いている林檎が、未だ収穫されていない。市場に出回る果物が甘みを増して来ているので、以前の種の果物が敬遠されるのだろうか。




北の沢の遊歩道を北へ進む。葉を残している樹は僅かとなり、今まで葉に隠れて見えなかった池の水面や対岸が見えていた。夏に水面を覆っていた水藻も消えていた。遅れて紅葉したヤマモミジのみが、鮮やかな色を見せていた。三番通りを越えて、北の住宅街に入る。春に虫の害で葉が真綿の様な白い膜で覆われていた庭木は、虫が巣立ったのか葉を新たに付けていた。幹の下から伸びた小枝に、実を付けていた。ゴンズイに似ている様に思われるが、同定出来ない。





並んでいる小公園を辿りながら、東へ戻る。ポプラの落葉も進んで、梢が寂しくなっていた。昨年から気に懸かっている名称不明の針葉樹が葉を色付かせていた。落葉松の色付きよりも赤味が強い。三番通りに戻り、スーパーへ向う。中央分離帯の樹々は色を失い、寒々しさを助長させていた。空地のセイタカアワダチソウは、壮絶な色に変わって来ている。福島の放射能で耕せぬ農地が、セイタカアワダチソウに占拠されていると報じられていた。此の綿毛の様な種子を飛ばして増えるらしい。日本の野を変えた疎ましい外来種






開けて来た空は良く晴れて、風も治まっている。今日は全国的に低温で、長野にも雪だるまのマークが登場していた。長く厳しい季節が始まった。