01, 11. 2012 雲の様相
ここ数日、変化の多い天候が続いている。昨日も朝方は良く晴れていたが、やがて雲が増え出した。日射しのある内に一仕事済ませ、乾きを待つ合間に、教室に見えた方が置いていって下さった沖方丁著の『光圀伝』を読んで過ごした。初めて読む作家だが、人物像の描写に筆力があって面白い。時折雲間から漏れる陽光で、仕事を進めた。
2時少し前に、夕食の素材を買い求めに出かける。外へ出ると、雲が多いのは頭上から西の空であることが判った。様々な様相の分厚い雲が空を覆っていた。
晴れている東を廻ってスーパーへ向う。殆ど葉が落ちて明るくなったナナカマド公園を通り抜け、住宅街を東へ向う。エゴノキの葉が黄ばみ始め、実も褐色になっていた。落葉が進んだ東の沢は、空が透けて見えていた。真っ暗だった沢の底にも、陽光が届いて見えている。沢に隣接するあかしあ公園の楓は、紅葉が早かっただけに、葉は僅かしか残っていなかった。
沢を離れて、住宅街を北西へ向う。スーパーに入る前に、裏手の原野を見渡す。西の雲は分厚かったが、山並みの姿は見えていた。野菜で膨らんだ思い買物袋を下げて戻る。三番通りの中央分離帯の樹々も葉が落ちて、空が広く見えていた。未だ青味を残しているのは、葉の展開が遅かったハリエンジュのみ。柿の実は大分色付いて来ていたが、雪が来る前に収穫出来るのだろうか。
今朝は薄雲が広がっていたが、先刻から僅かに陽が射して来た。明るい間に、少しでも仕事を進めたい。