27, 10. 2012 限りなく蒼く


午前中は時折大きな量塊の雲が広がったが、昨日は時間の経過と共に雲も消えて、夕刻には雲一つない青空となった。朝食後絵具を引いて、雑用に取り掛かる。ゴミの集荷場は、相変わらず植物が詰ったゴミ袋が堆く積まれていた。絵具が乾く間を見計らって、Tシャツとスカートを繋いだワンピースのTシャツが草臥れて来たので、新しいTシャツに取り替えた。また暫くは着られそうに甦った。

午後に入って、青空の領域が広がる。二度目の絵具を施して、モデルの果物と茶菓を買い求めに出かけた。俯いての針仕事の後だったので広い空が見たくなり、四番通りへ向う。上空は冷えているのか、雲の端が虹色に光っていた。遠方から佳い色に色付いた木に目を止めていたら、ツリバナだった。もう葉が反り返り始めていた。




四番通りの葛は、勢力を拡大していた。防雪の柵に絡み付く量が、格段に増えていた。北西の手稲山がすっきり見える。広大な玉葱畑は、半分程収穫が終っていた。四番通りを東へ向う。平原の北に見える農家の前に、馬の姿が見えていた。キクイモが未だ花を付けている。空は気が遠くなる様な蒼さだった。







近くのナナカマドから、小鳥の群が飛び立った。車の音に反応したらしく、動きが素早くて種は識別出来なかった。北町と名付けられている農場の南の住宅街に入る。ベランダに大きな蕪が干されていた。もう少し南では、道路の排水溝の傍に小椅子に掛けて大根を洗う男性の姿が見られた。





三番通りを西へ戻る。中央分離帯のイヌエンジュは葉が大分落ちて、黒褐色に色付いた莢が現れていた。NY在住のNさんのお土産は、やはりイヌエンジュの実だった。



夕刻写真の整理をしていると、家の壁が赤く染まった。3階の窓から西を見ると。夕陽が家並に沈む所だった。4時を少し過ぎたばかり。日が短くなって来た。