13, 09. 2012 乱気流


久々に青空が覗いた昨日は、未だ気流が安定していないのか、すんなりとは晴れなかった。手がけた縫物を続ける。太陽光の下での作業は、やはり気分が良い。寝室の窓からは青空が見えていたが、正午少し前、突然大粒の雨が落ちて来た。開けてあった窓を慌てて閉める。アトリエの屋上は、瞬く間に水が溜った。驟雨の到来。雨は20分程で止んだ。昼食時、義妹が買物から戻る途中、近所のOさんの南は晴れていて、北は良く見えない程の酷い雨だったと話していた。窓からは南の晴れた空が見え、僅かの所で雨の領域に入っていたらしい。



込み入った手仕事を続けていたので、広い空が見たくなった。今日急な外出が決まり、義妹と夕食の担当を代わることにしていたので、買物の用事はない。団地の北外れから原野を見渡そうと、北へ向った。長い花序を伸ばしていた葛は、下の方は花が落ちて、先端に近い部分に花を付けていた。気温も湿度も高かった所為か,濃厚な匂いが漂っていた。西には大きな量塊の雲が広がっていた。





東側の玉葱畑を見て驚いた。未だ玉葱は収穫されていなかったが、雑草がかなりの背丈になって生い茂っていた。僅か一月位の間に、雑草の繁茂は凄まじい。庭にも押し寄せる雑草の勢力に得心する。




原野の様になった畑を見ながら東へ向う。オリンピック後も残されていた、10種競技の選手の出場を祝う大きな看板が取り外されていた。シナノキは未だ実を付けている。葉が少し黄ばみ始めていた。農場の間の道を南へ戻る。飼料用の玉蜀黍は背丈が2mを越え、長く太い実を付けていた。古くからある農場の住宅は、大きな樹々に取り囲まれている。胡桃も数本あって、実が見えていた。歩道には栗の実が落ちていた。






その後何度か雲は広がったが、雨は降らなかった。夕刻のニュースでは、少し離れた岩見沢で河川の氾濫で家屋が水に浸かっているいる映像が紹介され、道南や道東へ向うJRの列車は、100本程が運休になったと報じられていた。