12, 09. 2012 ホウノキの実


雨がちの鬱陶しい日が続く。余り強い雨ではなく、10時過ぎには上がったが、正午前の天気予報には、大雨、雷、洪水等の警報が並ぶ。道内の遠距離の特急など、列車に運休が出ていることが報じられ、危険水域を越えた河川の映像が流れていた。農作物の収穫の時期も近いのに、秋雨前線には早くお引き取りを願いたいもの。庭では芯を止めた桔梗が、二番咲きの花を付けている。エゾリンドウも花を開き始めた。




1時を過ぎて、僅かに空が明るくなって来た。俯いてて仕事をしていると、頭が重くなる。天候状態の良い内にと、散歩に出かける。甥の連れ合いの実家から送られて来た大きな梨を従姉の家に届ける様にと、義妹から手渡された。昼食時に試食をしたが、水分の多い美味しい梨だった。梨を届けて、ナナカマド公園を南へ向う。何時も覗いているお宅のマルメロが、大きさを増していた。ニシキギの葉が随分赤くなっていた。強い赤い花を見せていた花木には、数多くの実が生っていた。葉が長めなので、ヤマモモの種類かも知れない。





緑地帯を南へ進む。舗装されぬ道が歩き易く、好んで歩く道なのだが、雨が表土を洗い流し、東西に走る車道の北側には赤土がかなりの量溜っていた。鉄道林前の道を東へ進む。殆どのミヤギノハギは朽ち始めているのに、南に高い林を背負った此処の萩は、これからが花の時期。佳い姿を見せていた。ハリエンジュの莢は茶色く朽ちて、中の実が大きく膨らんでいる。オニグルミが未だ実を付けていた。






進路を北に変え、ハルニレが聳える公園を通り抜ける。公園中央のハクウンボクの実が、茶色く朽ち始めていた。花期がもう少し遅いエゴノキの実は、未だ朽ちてはいない。一番通りを越えて、東の沢の西の道を戻る。沢に隣接する公園で、草原に落ちたホウノキの実を見付けた。未だ鴉が啄んだ形跡はない。バッグに入れてある買物用の袋に入れて持ち帰った。実はずしりと重かった。




昨夜も雨が降っていたが、今朝は久々に青空が広がっている。気温がまた上がる予報が出ているが、薄暗いよりは明るい方が佳い。