31, 08. 2012 漸く1輪


高温多湿の日々が続く。昨日も33度まで気温が上がり、沖縄の気温よりも高かったと報じられていた。北上した台風15号に、太平洋側から湿潤な空気が流れ込むのが原因らしい。台湾付近を迷走していた台風14号が北上し、未だ此の状態は続くものと思われる。洗濯機を仕掛けて庭に出た。洗濯物の量は増える一方。家の東側で、ヤマシャクヤクの実が全て開き、暑苦しい姿を見せていた。西側の実は未だ開いていない。レンゲショウマが漸く1輪、花を開いていた。蕾を上げてから開花まで、2月を要した。15個付けた蕾は、1つ虫が開けた穴が見えているが、順次開いて来るものと思われる。もう少し咲き揃ったら、再登場させたい。




繁茂している植物を切り取ったが、少し動くと汗が流れる。諦めて、教室の方が置いていって下さった『奇跡の生還へ導く人 極限状態の「サードマン」』という本を読んで過ごした。極地探検や登山、初の大西洋飛行横断など、快挙を成し遂げた人物が体験した生命の危険を伴う窮地状態で、存在する筈がないもう1人の存在に鼓舞されて窮地を脱する事例が書かれたものだが、パターンが類型化しているので直ぐに飽きてしまった。体験した人物の信仰心で、もう一人の人物を神、或は守護天使と感じたり、亡くなった肉親と感じたりするのが面白かった。

午後に入って、僅かに風が出て来た。今日買い求めに出る生花の周囲に季節の果物を点在させようと、散歩のついでに買い求めに出かけた。南を廻ってからスーパーへ向うことにする。一番通りのプラタナスの根元に植えられたヨウシュヤマゴボウの実が、暗紫色に色付いていた。赤い茎が何とも毒々しい。葡萄の生垣のブドウも、実が入り付き始めていた。昨年よりも実の付きが良い。インテリアの店舗の外壁に、気の利いた植物が飾られていた。入口近くにはフウセンカズラ、南側の壁には栽培花と思われる蔓性の植物が花を付けていた。東の沢の西の道を北へ向う。物置の壁に這わせたフウセンカズラは、壁一杯に生え広がり、実も大きくなっていた。








沢を離れて住宅街を北西へ向う。家の周囲に植えられたウドの花序が開き始めていた。野のウドよりも進行が遅い。人気のない住宅街で、少年に出会った。過日クワガタを見せてくれた少年。今度は飛行機を見せてくれた。飛行機もTシャツも迷彩模様で、決まっていた。余り気の利いた果物はなく、桃を買い求めて戻った。




今朝も良く晴れている。昨日吹いていた風が止んで、窓を開けても風が入らない。レンゲショウマはすっかり開いていた。


レンゲショウマ Anemonopsis macrophylla キンポウゲ科