22, 08. 2012 蕎麦の花


昨日は,8月に入って初めての真夏日となった。長く停滞していた前線が北上し,南方から熱波が流れ込んだらしい。今日も真夏日との予報が出ている。雨雲が去って、久々に青空が広がった。雨と高温で,雑草の伸びが凄まじい。ゴミを出すついでに、草取りをする。奇怪な形状の実に割れ目が入っていたヤマシャクヤクが、中から赤と濃紺の実を見せ始めた。何度目にしても、白く臈長けた花とのギャップは埋らない。蕾を上げていたシュウメイギクが花を開き始めた。長く伸ばした茎の根元の蕾から開花が始まる。




この一月程、突然見舞われた脳梗塞の為に,何もしない日々が続いていた。貧乏性で何もしないのは、かなりの苦痛の日々だった。未だ暑さは続いているので,和紙を固める礬水は上手く働かないと思われ,取り敢えず手仕事から始めることにする。NY在住のNさんが画廊に預けて行って下さった、上質の革のワンピースを解く作業を始めた。根を詰めずに,TVを見ながらのながら仕事。桃の産地が北上しているとのレポートが面白かった。秋田県でも作られているとの報告があったが、夕刻,余市の果樹園の桃が映し出され,温暖化が進行していることを実感させられる。

2時を過ぎて,散歩に出かける。気温は高いが、空にかかる雲はもう秋の雲。強い日射しを避けて,ナナカマド公園を南へ向う。背丈を伸ばしたウイキョウが、中程を縛られていた。ウイキョウとコスモスは,すっかり秋の風情。鉄道林前の道を東へ向う。ハリエンジュの莢が膨らんで,茶色く色付いていた。





久々にハルニレの公園を通リ抜ける。公園のほぼ中央で咲いていたハクウンボクの実が少し茶色に変じ始めていた。前日大通公園で見かけたノウゼンカズラを思い出し,一番通りを西へ戻る。目当てのノウゼンカズラは、大分盛りを過ぎていた。




暑いので氷菓を買い求めて戻ろうと,なるべく通ったことのない道を選んで,北西へ向う。以前は農家だったのだろうか。かなりの広さの土地に,蕎麦と向日葵が植えられている所があった。2008年、国際版画展で出かけた道北の音威子府の一面の蕎麦畑を思い出した。向日葵は余り背丈の高い種ではなかったが、種子を採る為のものか花は大きく,大分実入リ始めていた。二番通りへ出て,ノブドウを見に美容院の前に立寄る。花から実へ移行する過程が,見受けられた。やがて青い魅力的な実となる。





今朝は雲なく晴れ渡っている。予想最高気温は33度。本州並の残暑が続く。