20, 07. 2012 フサフジウツギ


オホーツク海高気圧のせり出しで朝から良く晴れた昨日は、気温が5度程下がった。道東は、一気に10度も気温が下がって、最高気温は15度を下廻ったと報じられていた。当分雨は降りそうにないので、洗濯機を仕掛けて先ず水撒きの作業をする。作業を終えて洗濯物を庭に干して、梅の剪定に取り掛かった。2月頃に剪定するのが好ましいのだが、今年の冬の様に寒く雪が多いと、剪定が出来なくなる。今の内に済ませてしまえば枝も余り太くはならず、切り易い。柄の長い剪定鋏で、1m 以上伸びていた枝を切り落とした。サラサドウダンよりも枝が太く、樹も背丈が高いので、かなりの労力を必要とする。1時間余かけて、何とか剪定を終えた。

ツリガネニンジンはもう満開に近い状態になって来た。ルリタマアザミが、微かに紫色を帯びて来ていた。何度も登場させているので写真は控えるが、レンゲショウマの蕾が膨らんで、蕾が14個に増えていた。




近所では入手出来ない日用品があって、2時前のバスで野幌に出かけた。国道に面した巨大なスーパーだが、一つ手前のバス停で降り、緑地帯を通って北の入口から入ることにした。大きく枝を広げたトチノキが、帯ダタしい数の実を付けていた。この様に数多くの実を付けたトチノキは、初めて目にする光景だった。




買物を済ませ、また北口から出て、緑地帯を西へ抜ける。深い木陰が気持ち良い。此の緑地帯は北へ延びて、硝子工芸館の前庭、錦山天満宮の庭へと続き、四番通りの湯川公園まで続く。公民館の庭を通り抜ける。大きなオニグルミの樹が実を付けていた。今年は、何処のクルミの樹も実の付きが良い。野幌駅に続く道に出ようとして、大分西に傾斜した栗の樹が満開の花を見せ、濃厚な香りを漂わせているのに出合った。





交通量の多い国道を避けて、一本北の道を西へ向う。団地よりは遥かに以前に街が出来ている野幌は、古く落ち着いた感じの住宅が散見される。ヒバの生垣にヒルガオが絡まって、花を見せていた。開いた門から覗くと、蔦の絡まった住居と手入れの行き届いた庭が見えた。更に西のお宅の前に庭に、見事に背丈を伸ばしたフサフジウツギを見かけた。2年前の夏に、甥の結婚式の後に会食の会場となったレストランの広い庭園や、ナショナルギャラリーの南のテムズ河に近い公園で見かけたフサフジウツギを思い出した。






突き当りの煉瓦工場の敷地を少し南へ向い、一番通りを西へ戻る。もう何時もの散歩道。垂直に組まれた垣根を覆う葡萄のカーテンが逆光で美しかった。実は大分大きくなって来ている。空地はノラニンジンの白い花が増えていた。先日見かけたホザキナナカマドに、クジャクチョウが吸飲していた。





ラニンジン  Daucus carota sap. sativus セリ科
フサフジウツギ Buddleja hybrida フジウツギ科