16, 07. 2012 ツリガネニンジン


少々雲は多めながら、昨日は朝から晴れた。九州北部の雨も止んで、復興作業に取り掛かる人々の様子が報じられていた。泥水を被った家屋の後始末は、大変なことと案じられる。洗濯機を仕掛けて、花期が終った植物の切詰めに取り掛かった。気温の高い時期は、風通しを良くしておかないと、虫が付き易くなる。トリアシショウマと少し色が褪せ始めて来たハゴロモグサ、ピンクのアワモリショウマを切詰めた。日向に干しておいて、今日ゴミ袋に詰め込む予定。

小さなビーズ玉の様だったレンゲショウマの蕾が、少し膨らんで来た。数を数えてみると、7つ蕾が付いている。皆咲いてくれると嬉しいのだが。トリアシショウマを切詰めたので、横の黒姫という名の額紫陽花がすっきり姿を現した。青の綺麗な花だが、七変化の青には及ばない。キキョウの蕾が色付き始めていた。夏が花期の植物ながら、秋の七草に含まれているので、キキョウが咲くと追立てられる様な気分になる。





家の東側のツリガネニンジンも咲き出した。折畳まれた様に、起伏のある蕾が気に入っている。直ぐ傍ではカスミソウも咲き始めて映りが佳い。




何度試みても礬水の工合が悪いので始末して、暑さと湿度の高い期間、FLASHによる動画作品を創ることにした。3年近く手を付けていなかったので、ソフトの手順に慣れるまでに時間を要した。暫く此の作業を続けてみようと思う。以前サンプリングした紫陽花の青などが出て来た。今回のテーマには合わない様な気がする。2時少し前に散歩に出かけた。広い空間を見たくなり四番通りを廻ろうと、住宅街を東へ向う。白花のムラサキツユクサが咲いていた。楚々として佳い姿。ナツハゼに実が付いていた。先日見かけたマルスグリが色付いていた。フサスグリは、もう真っ赤になっている。セイヨウスモモに実が出来ていた。実の形は佳いが、春の赤味の強い花は戴けない。







東の沢に沿って北へ向う。ホウノキの実は、一段と逞しくなっていた。三番通りを越えて、高速道路の西の道を進む。高速道路へ落ち込む斜面に、オオウバユリが咲いていた。花数の多い株がだったが、此の種は樹下が良く似合う。




広い空を見ながら、四番通りを西へ戻る。夏草に絡まったガガイモに、花が付いていた。クサフジが未だ咲いている。シロバナシナガワハギに混じって、ノラニンジンの白い花が散見された。盲学校の角まで戻り、北の原野を見渡す。西の山並みは霞んで見えなかった。湿度が高いのだろう。飼料用と思われる雑穀が佳い色に色付いて来ていた。収穫は間近と思われる。






ツリガネニンジン Adenophora triphylla var. japonica キキョウ科