15, 07. 2012 オオバボダイジュ


前夜半に雨が降った昨日は、午前中は雨雲が垂れ込めていたが、午後に入って次第に青空が広がった。九州北部の雨が降り止まない。被害を受けている領域が広がっている。天気図を見ると梅雨前線が居座り、西から次々と低気圧が押し寄せて、前線に南方から湿った気流が吹き込む構図になっている。早く晴れて、せめて後片付けが出来る様になることを祈るのみ。

教室を終えて、油絵具の臭気の強いゴミ袋を出しに庭に出た。また雨で、倒れている植物が出て来た。今日は、倒れた植物を縛って起こし、花期が過ぎた植物を切詰めようと思っている。掃除を済ませ、2時少し前に買物がてらの散歩に出かけた。玄関前の七変化という名の額紫陽花が、これ以上青くはなれぬという程、深い青を見せていた。ヌスビトハギの花序が、色付き始めていた。少し南東を廻ってスーパーへ行こうと、南へ向う。公団アパートの敷地の栗の巨木の下には、長い花序が落ちていた。見上げると、もう小さな毬が出来ている。その後廻った窪地の栗の樹にも、毬が並んで付いていた。







春に出来上がった介護施設とアパートの間の道を、東へ進む。アパートの敷地から大きく枝を張り出したオニグルミに実が付いていた。介護施設は西側半分の工事が終り、東側半分の敷地の草が刈り取られていた。形良く枝を広げたエゾノコリンゴに実が生っていた。その東には、大きなトウグミの樹が実を付けている。工事が再開されると、此れ等の樹々も切られてしまうのかも知れない。住宅街を東へ向い、畑の前に出た。作物の背丈が高くなっている。馬鈴薯の花は殆ど落ちて、下の葉が黄色くなり始めていた。収穫がそろそろ始まる頃と思われる。






住宅街を折れ曲がりながら、北東へ向う。サルナシを植えてあるお宅の前を通る。葉の陰に、小さな実が下がっていた。当地ではコクワの名称の方が通りが良い。無花果の様子を見に立寄る。小さいながら、無花果特有の形になって来ていた。スーパーへ向う前に、公園の窪地に立寄る。花序を上げていたオオウバユリが咲き始めていた。今年は株の数が多い。






買物を済ませて野菜で膨らんだ袋を下げて戻る。車の流れが途切れた間に、中央分離帯へ渡る。オオバボダイジュが満開に近い状態だった。上の1葉は3日前の写真。僅かに蕾が残っているが、数日の間に花が開き、甘い香りが漂っていた。蜂の姿はあったが、昨年多く見かけたクジャクチョウの姿はなかった。





オオウバユリ   Cardiocrinum cordatum var. glehnii ユリ科
オオバボダイジュ Tilia maximowicziana シナノキ