25, 06. 2012 シコタンハコベ


南九州に大雨をもたらしている低気圧の所為か、余りすっきりとしない天候が続く。雲は多めながら、昨日は雲の合間から陽が射した。洗濯機を仕掛けて、仕事に入る。礬水の乾きを待つ合間に、庭に出てみた。風の強い日が多いのに、今年はサンカヨウの実が落ちずに青くなって来ている。レンゲショウマに、花序になるのか茎が上がって来ていた。葉につかえて曲がっているが、程なく真直ぐに伸びてくれるものと思われる。虫に芯を食べられ、昨年は植え替えをした為に、2年花を付けていない。今年は咲いてくれるだろうか。





シコタンハコベがぽつぽつと、花を開き始めた。背丈は10cmに満たない。やがて、花で真っ白になる。幾分肉厚の葉が、秋の終りに積るのが難点。




冷茶を保存する容器の持ち手が毀れた。氷をどっさり容器に入れ、日本茶を熱いお湯で入れて氷に注ぐと、お茶の渋みが旨味に変わる。ペットボトル入りのお茶は飲まない。帰りがけに容器を買い求めようと、散歩に出かけた。南の住宅街を東へ向う。庭の全てに野菜を植えておいでのお宅があった。馬鈴薯に薄紫色の花が付いていた。先日空地で見かけたルピナスは花期が終盤となり、代わってヒレハリソウが咲いていた。アスパラガスの小さな花に、蜂が止って吸飲していた。花が小さく効率が悪そうなのに、密が美味しいのだろうか。





南の小公園のナナカマドが葉を紅葉させている。彼方此方で紅葉させたナナカマドを目にするが、数日気温が高くなった後ずっと気温の低い日が続いているので、リズムを狂わせているのかも知れない。エゴノキの花が漸く咲き始めていた。花後の雫の様な形状の実が佳い。黄色い小さな花を付けていたコノテガシワに、尻蝋細工の様な実が出来ていた。






容器を買い求めて戻る。空地の叢に、ムラサキツメクサの白い花を見付けた。形状はムラサキツメクサと全く同じで、花が白い。クローバーと呼ばれるシロツメクサとは異なる。突然変異なのだろうか。三番通りの中央分離帯シナノキに、漸く托葉と小さな花序が出来ていた。オオバボダイジュの蕾は、白く膨らんで来ていた。今秋は概ね好天で、気温も上がる予報が出ている。週末頃には、オオバボダイジュの花が見られるかも知れない。





シコタンハコベ Stellaria ruscifolia ナデシコ