21, 06. 2012 セージ


南の地方に多くの被害をもたらした台風4号は東に逸れて、昨日は風も治まり、雨も余り多くは降らなかった。10時過ぎには雨は霧雨程度になった。仕事の合間に、庭を一巡する。前日背丈のあるものは縛っておいたので、倒れている植物はなかった。大きな株になっているアサギリソウに雨粒が溜って光っていた。ヤマシャクヤクの花芯が、大分大きくなって来た。増えると困るので、大分以前に実を取ったエンレイソウの実の取残しを見付けた。花を付けるまでに10年を要するが、発芽率はかなり高い。





花序を上げていたセージが開き始めていた。葉は香辛料として用いるが、花も同じ香りがあって、切り花として楽しむことが出来る。直ぐ傍にハゴロモグサを植えてあるので、映りが佳い。




2時前に、夕食の素材を買い求めに出かけた。北西を廻って行こうと、住宅街を西へ向う。ハマニンドウが小さな丸い実を付けていた。ガマズミも花が終り、先の尖った実になっていた。昨年も見かけたが、塀と道路の間に、茄子、胡瓜、南蛮、豆が植え込まれていた。塀の中は本格的な和風の庭で、対比が面白い。





北の沢は緑が濃くなり、鬱蒼としていた。池の水面の南半分程が、藻で占められていた。急激な藻の発生は、何が原因なのだろうか。三番通りを越えて北の住宅街に入る。キウイは、未だ開いていなかった。筋目が入っているので、これが実だとは思われない。図鑑で調べると、花は径が3~4cmで、芳香を放つらしい。住宅街の外れから原野を見渡す。西の山並みが僅かに煙って見えていた。イネ科の植物が背丈を伸ばしていた。庭に芽が出ると直ぐに引き抜くが、花序を伸ばした草は結構美しい。





住宅街を東に戻る。昨年佳い花を付けていたカラマツに、花序が上がって来ていた。先週は満開で写真を撮る気にもなれなかったトウグミが、花の付け根に実を付け始めていた。



セージ Salvia officinalis シソ科