28, 04. 2012 咲き揃う春の花々


朝から良く晴れた昨日は、気温も上がって暖かな一日となった。朝食後直ぐに仕事に取りかかり、一仕事終えて庭に出た。縄や落葉の詰ったゴミ袋を集荷場所まで運び、更に地に貼り付いた落葉や切り残しの茎を、ゴミ袋に詰め込む。集荷時間まで作業を続け、2つのゴミ袋を運んだ。内庭は少しすっきりしたが、未だ全体の4分の1程度しか終っていない。

白い芽を出していたチシマイワブキが、花序を上げていた。花芽を伸ばしてから、葉芽を出す植物。サンカヨウも少し増えて、蕾が見えて来ていた。エゾハナシノブが、マルスヴァイオレットの葉を広げていた。家の東の雪がすっかり融けて、オキナグサが白い芽を出し、現在最も威勢の佳いシラネアオイの株が、土中から蕾を引き上げていた。







午後から札幌へ買物に出かけた。混雑する駅前通りを避け、道庁の北門へ向う。ズミが芽吹いていた。桜の巨木が続く並木に、赤い花を付けた樹が混じっていた。初めて目にする花で、何の樹かは判らない。写真を載せることで、何方かお教え下さるのを期待している。





南門を出て、西へ向う。コブシは開花寸前だった。歩道脇の植込みのレンギョウが開き始めていた。植物園の温室前では、ミズキが花盛りだった。





長く続く塀に沿って西へ向う。かなり遠方からも、サンシュユが咲いているのが判った。団地で見かけた庭木とは異なり、かなりの巨木。最上部の写真も、サンシュユの樹。春早い花木は、黄色い花の種が多い。




眺め終わって、同じ道を戻るのは詰まらないので、植物園の外郭を廻って駅前に戻ることにした。植物園は今日から開園だろうか。更に西へ向い、石山通りを北へ向う。美術館の帰りがけに歩いた折には、園内は未だ雪が残っていたが、地面は緑で覆われ、キバナノアマナが満開だった。葉が小さいので、家に戻って調べたら、エゾヒメアマナであることが判った。所々に、エゾエンゴサクも混じっている。アズマイチゲの姿も見受けられた。春の花々を存分に満喫して、駅前に戻った。




今朝は風もなく、雲なく良く晴れている。急激な温度上昇で融雪が進み、道内では土砂崩れや河の増水の災害が出ている。今日から大型連休。人混みは苦手なので、庭仕事に精を出すことにしよう。

土浦在住のMIXY友Sさんから、楓の仲間の赤い花はハナノキではないかと、ご指摘を戴いた。

アズマイチゲ  Anemone raddeana キンポウゲ科
エゾヒメアマナ Gagea vaginata ユリ科
サンシュユ   Comus officinalis ミズキ科
ハナノキ    Acer pycnanthum カエデ科
レンギョウ   Forsythia suspensa モクセイ科