09, 04. 2012 進まぬ雪解け


昨朝の降雪は間もなく融け、午前中は薄暗かったが、午後に入って時間の経過と共に、青空が広がった。洗濯機を仕掛けて、仕事に入る。絵具の乾きを待つ間に、革の縫物をした。二度目の色を引いた1時過ぎに、不足になりそうな両面テープを買い求めに出かけた。午前中に縫ったベルトは120cm程の長さがあるが、革を仕上がり幅に折り上げて接着するのに240cm、厚手のテープを裏面に固定するのに240cmの両面テープが必要となる。全ての縫い代は両面テープで固定するので、膨大な量が必要となる。

日射しは殆どなかったが、寒くはなかった。少し南を廻ろうと、東町公園へ向う。介護施設の大屋根は取り払われていた。重い西の空から、僅かに薄日が射し始めた。公園の東のビニールで囲われていた建設現場には、もう木組みが立上がっていた。あの巨大なドリルが、何に使用されたのかが気に懸かる。





一番通りを東へ向おうとしてオオヤマレンゲを思い出し、少し南へ廻った。期待程は芽が膨らんでいなかった。住宅街を東へ向う。久々にコメツガのあるお宅の前を通る。昨冬の大雪で下の方の枝が数本折れて切られてしまったが、数多くの松毬を付けていた。住宅街を適当に曲がりながら、北東へ向う。道路と塀の間の僅かな地面の雪は殆ど融けて、早春の植物が咲き始めていた。方々で、雪割りをする人々の姿が見られた。






東の沢傍の公園の雪は、僅かに嵩を減らしていた。赤い梢を楽しんでいた楓の下の枝が折れていた。ホウノキも枝が折れている。昨年大きなホウノキの枝を折ったのに、凝りもせず雪を運び込む近隣の人々の無神経さには恐れ入る。




東の沢に沿って、北へ向う。雪に押し潰されていたクマザサが見え始め、対岸の斜面の地面が現れて来ていた。真っ白だったネコヤナギの銀毛の中央が、緑色を帯び始めていた。沢から西に突き出す、あかしあ公園の楓も梢が赤くなって来ていた。




今朝も曇空。先刻まで雪が舞っていた。今日は8度まで気温が上がり、雨も降るとの予報が出ている。中々進まぬ雪解けを、雨が進めてくれることを期待している。