08, 03. 2012 雪解け進む


朝方の強い風で雲が切れ,昨日午前中は薄日が射した。陽射しのある間に,和紙の表を仕上げた。完全に乾かしてから,裏の処理をする。空いている床のスペースを水拭きして,バッグの革と接着綿を裁った。28×36cmマチ幅5cmのバッグが裁てた。仕事の合間や夜分にでも,縫い進めることにする。

2時半過ぎに夕食の素材を買い求めに出かけた。雲は厚みを増して,すっかり薄暗くなっていた。幹線道路の雪がすっかり融けて,アスファルトが出ていた。横断歩道をすたすた渡れるのは有難い。仲通も半分程アスファルトが顔を出し,足元を気にせずに歩けた。すっぽり雪に埋っていたコノテガシワは、冬囲いの中に樹の先端がが見えていた。ナナカマド公園を東へ抜ける。電線に鳥が止まっている。雀よりは大きく,ヒヨドリよりは小さくて尾も短い。もう1羽,離れた所にも止まっていた。ムクドリではないかと思われる。イチイの上には,雀の姿があった。





電線に届きそうな程雪を積上げられていた小公園の雪は少し排雪された上に融け始めて,埋っていた樹々が姿を現していた。剪定された場所から、何本も長くしなやかな枝を伸ばす樹。名称は判らない。東の沢に近い住宅街では、ナツツバキの枝が折れていた。良く花を付ける樹なのに惜しまれる。屋根の雪下ろしが原因と思われる。雪に埋っていたツバキが現れていた。冬の初めに早く雪を冠った部分は葉が青いが,寒気に晒された部分は葉が傷んでいた。友人から送られた種子を蒔いたサザンカはまだ10cm程だが,地植えにしたら余り大きく伸ばさぬ様に仕立てたいと思う。





西の空が少し明るくなって来た。スーパーの駐車場の外れから原野を見渡す。稜線が僅かに隠れていたが,北西の山並みが見えていた。北の空は,明るく晴れていた。




今朝も空は曇っている。石楠花の葉が開いているので,気温は余り低くはない。今日は工房に伺う予定。春を待ちかねておいでのK・Kさんのこと、デッキにはテーブルや椅子が出されてあるかも知れない。