05, 03. 2012 雪のち快晴


前夜からの雪は9時過ぎまで降り続いたが,やがて雲が切れ,昨日正午過ぎからは快晴となった。こんなに晴れるなら降らなければ良いのにと思う程の好天。天候だけは合理的に思う様にはならない。洗濯機を仕掛ける為に寝具を外し,ついでに雛人形を片付けた。雛人形を作った年に買い求めた中国製の本棚が、人形の家。以前は現在厨房になっている部分が書斎で,本棚は書斎に置かれ,雛人形は此の上に飾っていた。弟の家族との同居で家を建替えて個室のスペースが狭くなり,年に一度しか扉を開けぬ状態になっている。雛人形を片付けて、ベッド脇の小箪笥が漸く使える様になった。ベッドのヘッドボードに枕を2つ立て掛けて,足を投げ出して本を読むので,此の1週間は箪笥が使えず,不便だった。花は先月のモデルの生き残り。




期待していなかった明るい陽光の元で,和紙の仕事を進めた。もう少し荒さが欲しい。区切りが付いた2時前に散歩に出かけた。2月に市の排雪作業があって広がった道幅は,その後の雪でまた狭まって来ている。隣家のT君の雪の滑り台も復活していた。雪の壁から迫り出した雪で,子供達が遊んでいた。防寒具は雪まみれ。母親は大変かも知れないが,子供は雪まみれになって遊ぶのが良い。





北西を廻ろうと,シラカバ公園を西へ抜ける。マンサクを見に立寄った。丸かった芽は,何れも複雑な形に分離していた。15cm近くの降雪だったが,北の沢の遊歩道は,人が歩いて踏み固められた道が付いていた。遊歩道を北へ進む。東西に走る道から沢に押し出された雪の山に,早くもダンプで雪を運んだ跡が付いていた。跡を辿って先端から池を覗き込む。池の水面が現れていないかと期待したが,雪を乗せた侭だった。池に迫り出した樹に,ネコヤナギの銀毛が光っていた。遊歩道を更に北へ進む。次の道路との接合点では,雪を運び込む人の姿が見られた。








三番通りを越えて,北の住宅街に入る。すっかり雪が融けてアスファルトが出ていた幹線道路は,圧雪状態にになって滑り易くなっていた。住宅街を東へ戻る。キウイの芽が一段と膨らんでいた。どの様に葉を出し花を付けるのかが愉しみとなる。住宅街の外れから,原野を見渡す。南西の山並みは見えていたが,北西の山々の稜線は雲に隠れていた。遠方からは梢が黄緑に色に見える小公園のポプラを見上げて,しつこく写真に収めて戻った。




今朝も雲なく良く晴れている。気温はぐんと下がり,3月というのに,ガラス窓が氷結している。少々寒くても,曇や雪よりは明るい陽光の方が望ましい。