03, 03. 2012 雛の宵


朝方の快晴は、やがて薄雲が広がったが,昨日も明るい陽光の元で仕事を進められた。石楠花の葉は未だ開いていたが,梅の樹の雪から水滴が落ちることはなく,気温が下がっているのが判った。新聞に、気仙沼と大島を結ぶ7艘の船が全て被災して、広島から貸与されていた連絡船が、役目を終えて広島に向ったと記されていた。多くの人や車と物資を1年近くも運んだ功績は大きい。住民が謝意を示して見送った気持ちが良く判る。

仕事を午前中で切り上げ,午後から買物に札幌へ出かけた。歩道が滑って歩き難い。陽射しが明るくなったので秋の終りから使用していた茶系のバッグが鬱陶しくなり,緑のバッグに取り替えて、靴も緑の冬靴に変えて出て来たのだが,判断ミスだった。前日付いた様々な足型が凍っている。早く用事を済ませて,帰りは歩いて戻ろうと思っていたが,この調子では無理なことが判った。



札幌の南の方は明るかったが,北西は暗く雲がかなり厚くなっていた。少し回り道をして、道庁の構内を通り抜ける。もう池はすっかり水面が出ているのではと思われたが,半分程は未だ氷が覆っていた。正門を出て東へ向う。両側の銀杏並木が、真冬には透けて見えていた建物を隠していた。冬芽が伸びている。根元の雪が融けて,銀杏が覗いていた。







少し東のサルスベリを見に立寄る。剪定された枝には芽が出て居らず。細い枝に僅かに小さな冬芽がみられた。駅へ戻ろうと,北へ向う。比較的延び延びと枝を伸ばしていた街路樹のプラタナスが、剪定されて可哀相な姿になっていた。駅前で買物を済ませ,3時台後半の電車で戻った。バスを待っていると,駅員の方が,バス停前の氷をツルハシで割っていた。幾分車道側に傾斜があって滑る場所なので,有難かった。車道は融けていても,歩道には未だ氷が結構な厚さで残っている。





先週買求めて来た桃と菜の花が傷んでいたので、新たに生け直した。30年程以前に作った雛人形は,古色蒼然として佳い風情になって来た。




今朝も良く晴れている。気温は下がって,窓ガラスに少し氷結が出ている。今日の夕食は何を作ろうか。