19, 01. 2012 雪と氷と


朝方厚い雲に覆われていた昨日は、やがて雲が切れて薄日が射し始めた。アトリエの窓は引き戸なので未だ開閉が可能なのだが、居間の窓は外に押し出す窓で、小屋根からの雪と吹き溜った雪で、窓が開かなくなってしまった。万が一の事を考え、中庭の雪を掻いて、窓が開く状態にした。大雪だった昨年より僅かに少ないが、かなりの積雪量となって来た。昨夜のニュースでは、岩見沢の雪害の為に、自衛隊が派遣されたと報じられていた。映像で見る街の様子は、何処も雪で埋っていた。

前日の作業を補正し、新たな平板を石膏板に貼付けて、郵便物の投函と夕食の素材の調達に出かけた。乾きの時間を1時間余と読んだので、投函後大回りをせずに東へ向う。西の雪雲が迫り出して来ていた。屋根に分厚く雪を乗せ、大きな氷柱が下がっているお宅があった。南側の軒にも、太い氷柱が下がっていた。玄関前は雪掻きがされてあり、TVのアンテナもあって無人のお宅ではない。高齢になられて、手が廻らなくなってしまったのだろうか。





介護施設の工事現場の南の道を通る。東側の空地に、大きなシラカバの樹が聳えていた。梢の表情が柔らかくなっている。目を凝らすと、雄花がさがっているのが見受けられた。東の沢に隣接する公園には、一段と雪が運び込まれて、ホウノキは幹の部分が殆ど埋ってしまっていた。楓の枝が赤味を増して来ていた。昨年花も実も確認出来なかった巨木に、ヒヨドリが群れていた。東の沢の樹々の梢も柔かな表情を見せていた。







二番通りを越えて北西へ向う。車道と歩道の間の雪の壁は益々高くなり、車の姿は全く見えなくなった。あかしあ公園に運び込まれた雪の量も増していた。重機で雪を押し上げぬ様にとの注意の看板が雪に埋もれて立っていた。雪が少ないのは此の看板の周囲のみで、公園中央の樹が見えぬ程の雪が押し上げられていた。





三番通りの公園の窪地の西を通る。高く積まれた雪の壁をよじ登り、男の子が両手を広げて窪地へ飛び込んだ。公園に下りる階段から見ると、下には子供が待ち受けて居り、男の子は急斜面を逆さに滑り落ちていた。降雪の日には黒々としていた窪地のカラマツも、陽を受けて梢の表情が和らいでいた。



今朝は曇り空。先刻から雪が舞い始めた。今日は陽光が望めないかも知れない。