24, 12. 2011 クリスマス寒波
中心が-45度、その周囲を取り巻く広範囲が-40度というクリスマス寒波が大陸から押し寄せて来た。朝方は良く晴れていた昨日は、10時前から猛然と雪が降り始めた。愈々予報通り大雪かとうんざりしたが、小一時間降って、青空が覗いて来た。北西から南東へ流れる雲の動きが早かった。
前日手がけた小品にモデリングをして、年内の作業を収束させた。石膏板を磨き、粘土を溶いた容器、布巾の類いを洗って作業台を片付ける。詰らぬ雑用で、午前が過ぎてしまった。昼食後、直ぐに札幌へ出かけた。今日で今年の教室は最後になるので、茶菓にするケーキや花を買い求めることと、年内出かけなくて済む様に、近所で入手出来ぬ品々を買い求めるのが目的。何時もより早い電車で出かけたのは、漸く作業が一段落したので、久々に温室を覗いて来ようと思ってのこと。
道庁の北門から構内に入って、西へ抜ける。気温は高めで、道路はシャーベット状態だった。温室に辿り着くと門が閉まっていた。祝日なので、土曜日と同じ時間帯の開門にしたらしい。同じ道を戻るのは忌々しいので、北2条通りを東へ進む。キタコブシの冬芽が、大分膨らんで来ていた。
道庁の南門から、構内に入る。池は雪で白くなっていた。池に沿って、正門へ向う。休日で人影は疎らだったが、通路に小鳥の姿が見られた。雀だった。鳩も混じっている。何か雪面に撒かれているのか、頻りに啄んでいた。その内に池からマガモも出て来て、仲間入りした。
正門を出て、駅前に戻る。正門脇のポプラの脇芽に、立ち枯れた葉が残って良い色を見せていた。長閑だった情景は此処まで。街は人が溢れ、キャッシャーの前は驚く程の長い行列で、買物は難儀を強いられた。両手に幾つも紙袋を下げて戻ったが、10km以上歩いてもこの様な疲れは出ないと思われる程草臥れた。
昨夜は、あらゆる注意報や警報が出ていたが、幸い雪も降らず、今朝も青空が覗いている。寒波は週明けまで続くとのこと。大暴れしないで、東の海へ去って欲しいもの。