23, 12. 2011 冬至


最も日中の時間が短くなる冬至だった昨日は、朝方の晴れ間は直ぐに灰色の雲で埋め尽くされ、午後には雪の降る薄暗い一日となった。プリンターは週末でなければ届けられぬので、もう1点小品を手がけた。溶いた粘土が余っていたのと、次の小品に役立つサンプルとして作ってみた。

一区切り付いた2時過ぎに散歩に出かけた。ちらちらと、雪が舞い始めていた。シラカバ公園を南へ抜ける。前日は輝いていたシラカバは、陰鬱な表情を見せていた。緑地帯を東町公園へ向う。雪が散らつく中、公園の小山では子供達が橇滑りに興じていた。鉄道林前の道を東へ向う。団地の東端のハルニレの公園に寄る積りだったが、雪が酷くなって来たので、途中で北へ戻った。余り通ったことのない住宅街を北へ進む。車庫や物置位にしか見られない長い氷柱が、住宅の軒から下がっていた。建材から古いお宅には見えないが、施行に誤りがあったのだろうか。あと僅かで、下に積っている雪に付きそうだった。




雪にべったり腰を下ろして、遊んでいる子供の姿があった。僅かに残っている枯れ花で、ヒマワリの様に見える植物が、何もなくなった庭にぽつんと立っていた。車庫の壁に沿って植えられたノバラに、未だ赤い実が付いていた。





ナナカマド公園を通り抜ける。気温が高めなのか、雪の結晶は大きくなって来ていた。積りそうな雪だった。道路からアトリエの入口に向う通路も、屋根からの落雪で埋ってしまった。昼食の折に梅の樹にヒヨドリが飛来していたが、散歩に出かける折に義妹が林檎を挿す為に道を付けていた。見えていた敷石も雪で白くなってしまっていた。





夕刻湯船に湯を入れて、前日買求めて来た柚子を浮かべた。薄暗く雪の降る冬至で、夜分には交通止めの情報が出ていた。今朝は雲なく良く晴れている。今日から僅かずつでも日が長くなることを思うと、雪や寒さが来ても閉塞感からは解放される。