13, 12. 2011 折れた枝


前夜半の雪が僅かに積っていたが、間もなく青空が広がった昨日は、変化の多い天候となった。空は晴れているのに、時折小雪が舞う。色の効果を確かめたくて、本焼きをお願いして来たが、素焼を終えて彩色した小品は形が崩れるのは必至と思われ、粘土の厚みを増してサイズを大きくした小品に手を付けた。粘土に練り合せた紙は、予想よりは凹凸が少なかったので、マチエールを荒目に付けてみた。

一区切り付いた2時過ぎに散歩に出かけた。日用品の買物もあったので、少し南を回り道して三番通りへ行くことにした。家を出ると、隣家のムクゲヒヨドリが数羽止まっていた。向い側の電線にも1羽。どうやら渡りのヒヨドリらしい。




直ぐ東の南北に走る幹線道路を、南へ向う。工事現場は大分作業が進み、立上がって来た鉄筋と作業員の姿が見えていた。最近の住宅は、軒に氷柱が出来ない。車庫や物置など、防寒材がない所に氷柱が出来る。以前は、太く長い氷柱は当たり前だったのだが。





少し西を回り道して、東町公園の東の道を南へ進む。西の空が煙っていた。此処にもヒヨドリヤマガラの姿があった。




一番通りを東へ進む。風に乗って、雪が舞い出して来た。大きなオーヴンで焼いた様に、殆ど形が崩れていない額紫陽花が、茶色に染まって塀から覗いていた。マサキだろうか。たっぷり雪を冠った中から、佳い色の葉と小さな実を見せていた。





東の沢の西の道を北へ進む。雪が激しくなって来たが、二番通りを越え、あかしあ公園の前を通る頃には、雪は止み、東の空には青空が広がっていた。




住宅街を北西へ向う。三番通りの手前の公園の窪地には大量の雪が運び込まれ、危惧していた通り、垂れた枝が雪に掴まり、裂けた跡も生々しく折れていた。団地が開発された当初からの地域では、雪を公園に運び込む人の姿は見られないが、隣接する地域に開発された住宅地では、敷地が狭いのか、公園は雪捨て場になリ果ててしまっている。



買物を済ませて戻る頃には、夕映えが出始めていた。あと10日、日の入りは益々早くなる。午後の活動時間が狭められる様で、気が滅入る。