11, 12. 2011 皆既月食


皆既月食が観られると報じられていた昨日は、午前中は良く晴れて気温も上がり、真冬日を脱出した。最高気温が2度と、僅かに0度を上回っただけなのに、とても暖かく感じられた。それもその筈、前日の当地の最低気温は、-12.5度だったと油絵を描きに見えた方が話しておいでだった。

教室を終え、陶の作業を一工程済ませ、夕食の素材を買求めに出かけた。路面は少し柔らかくなり、歩き易かった。帰りの荷物が重くなりそうなので、東の沢だけ廻って来ようと、ナナカマド公園へ向う。昨冬、押し上げられた雪で下の枝が折れた白樺に、ヒヨドリの姿があった。少し東の樹に、小鳥の姿が見えた。スズメかと思ったが、頭が青みを帯びている様に見える。確認出来ぬうちに、先刻のヒヨドリだろうか、2羽が飛来して、小鳥達は飛び去ってしまった。







頭上と東の空は晴れているが、北西から雲が広がって来ていた。東の沢にも、ヒヨドリの姿が見られた。此の沢では何時も見かけるので、何処かに巣があるのかも知れない。三番通り手前の窪地のカラマツは、葉を落とした枝を西日で赤く染めていた。買物を済ませて戻る頃には、陽がすっかり傾いて、夕映えが出始めていた。






夕食を済ませ、午後の陶の作業の補正をして、8時過ぎに2階の寝室に上がった。窓の外が明るい。アトリエの屋上に出るドアを開けてみると、東の空に満月が見られた。少しずつ時間をおいて、月の様子を見る。欠け始めた月が半月となり、三日月となって、地球の影で侵蝕されて行く。もう少しで皆既月食となる頃に、雪が降り始めて、月の姿は捉えられなくなった。






今朝は雪は止んでいるが曇り空。昨夜の雪がうっすらと小屋根や樹々にかかっている。今日は晴れ間は望めそうにない。