27, 11. 2011 雲を追って


昨日は幾分気温が上がったのか、前夜半の僅かな雪は直ぐに融けた。時折陽も射すが、午前中は雲が多かった。教室の終り近い時間になって青空が広がり、陽光が眩しくアトリエに射し込んだ。自然光が強くなると、色の輝きがかなり異なる。

掃除を済ませて、陶の作業の段取りを付ける。夕食の食材を買求めかたがたの散歩に出かけた。野菜を種類も量も多く使用するので、何時も不足になるのは野菜が多い。頭上は晴れていたが、西に怪しい雲が広がっていた。写真を撮るには電線が多過ぎる。人家が切れる北西を廻って、最後にスーパーへ寄る道順を考えた。シラカバ公園を北に通り抜け、三番通りを越えて小公園が並ぶ道を西へ向う。四番通りへ向う中程で、人家が切れて空が広がる。東の農場の奥の空は穏やかだったが、西にある大きな量塊の雲は、雲間から地面に斜めの光を漏らし、劇的な様相を見せていた。北西の札幌の西に繋がる山々は、雲で半ば隠れていた。






四番通りを東へ戻る。キタコブシが幾分黒味を帯びた冬芽を出していた。モクレンの冬芽に比べると、小さい。北へ伸びる木立に沿って、草地を歩いてみた。木立の北外れは大きく落ち込み、平原が広がる。当別や青山貯水池の方角は青空が広がっていた。先刻見た西の雲が少し東へ広がり、陽の位置が低くなって、平原に斜光を落としていた。





盲学校の角を南へ曲がり、三番通りへ戻る。陽は益々傾いて、雲間から漏れる光が赤味を帯び始めていた。



今日は少し気温が上がり、雨になるとの予報が出ている。未だ雨は降っていないが、空はねっとりとした雨雲が広がり、暗い日曜日となりそう。