25, 09. 2011 シロホトトギス


朝から良く晴れた昨日は,気温も僅かに上がって肌寒さから解放された。油絵を描きにみえた方々のオイルが発する臭気を逃す為に,久々に窓を開け放ったが寒くはなかった。この位の陽気が、あと一月も続いてくれると秋を楽しめるのだがと、何時も思う。

油絵具の処理をした紙片が入ったゴミ袋を出しに庭に出た。シロホトトギスが咲き始めていた。母が昔,何処かから頂いて来て植え込んだもの。もう40年来庭にある。花期は短いが,清楚な姿が佳い。





掃除を済ませ,陶の作業の段取りを付ける。石膏板が良い状態になって来ていた。緩く溶いた陶土の水分を吸わせる役目をするものなので,完全に乾かないと用を成さない。夕食の素材を買求め方々の散歩に出かけた。西の方から四番通りを廻って来ようと,北西へ向う。ベニシタンの実が色付き始めていた。高い塀の上から突き出たタカノハススキの穂が,天を突いている。上昇気流があるのか、もこもこと伸び上がる様な雲が,西の空に見えていた。






緩い上り勾配の四番通りを東へ戻る。草刈りの難を逃れた歩道の奥のキクイモが、背丈を伸ばしていた。未だ蕾は見えていなかった。キタコブシがある木立の西側のお宅の黄色く見えていた実は,どうやら梨の様だった。歩道から随分距離があって,肉眼でははっきりとは捉えられない。




長い間放置されていた馬鈴薯畑で,収穫作業が始まっていた。彼方此方で見かけた馬鈴薯は,随分以前に収穫されて,跡地には次の秋野菜が植え込まれている。此処の馬鈴薯は,越冬用の馬鈴薯なのかと思われる。玉葱と同じ様に機械で掘り起こし,掘り起こされた馬鈴薯も、機械が拾い上げて行く。数人の女性が,機械に取り付いて作業を進めておいでだった。






今朝は雲なく良く晴れている。晴れた日の朝は気温が下がる。窓ガラスの内側は水滴で曇り,水滴が流れ落ちて,縞模様を作っている。今日は,石膏板の作業台を作ろうと思っている。


シロホトトギス Tricyrtis hirta albescens ユリ科