18, 09. 2011 マルメロ色付く


相変わらず湿度は高かったが、昨日は気温が大分下がり、幾分過ごし易くなった。南方海上で迷走を続けていた台風15号は、また向きを変えて、列島の南を北東に進む予報が出ている。酷い災害のあった紀伊半島や東北地方に大雨の予報が出ていて、今後の状勢が懸念される。

教室を終えて、陶の作業の段取りを付け、夕食の素材の買物に出かけた。弟の家族3人は、増毛の方にある温泉に出かける予定だったが、宿泊を予約していた旅館から、道路が閉鎖されて通行止めになっていると連絡が入り、出かけるのを取り止めたので、夕食の献立も変更せざるを得なくなった。

少し南を回り道して行こうと、南へ向う。今まで葉が黄ばんでいなかったオオバボダイジュの葉も黄ばみ始めて来た。歩道に落ちた葉で、シナノキの葉との大きさの相違が判る。葉も実も、オオバボダイジュが二廻り程大きい。南のシロバナハギは満開になっていた。




南の住宅街を東に進む。夏から見て来た畑が収束に向い、現れている地面が増えていた。長葱には土が寄せられ、白い茎を育成していることが判った。馬鈴薯の収穫跡に植え込まれていたキャベツと大根は、随分大きくなっていた。側溝の傍の南瓜は収穫が済んで、葉も蔓も片付けられていた。畑の南端に見えている蔓生の野菜は豆かと思っていたが、葉が黄ばんでいない。南へ向う道を入ってみた。長芋の蔓だった。





更に東の最後に見付けた大きなマルメロの木の実が色付き始めていた。すんなりしていた実は歪んだ形となり、一段と大きくなっている。花も美しいが、実も中々楽しませてくれる植物。東の沢の傍の公園では、ホウノキの実が赤から茶色に変色し始めていた。そろそろ分厚い殻の中に、種子を形成し始めているのかも知れない。




沢に隣接する住宅街を北へ向う。林檎の袋が、取除かれ始めていた。暫く前を通っていないが、インドリンゴはどうなっているのだろうか。先日見かけたウドの丸い蕾は間が延びて、花序を作り始めていた。此処から曲がって西へ向う。北東の角のウドも大きな茂みを作っているのに、住宅の北側にウドが並べられて植え込まれていた。





三番通りへ出て買物を済ませる。ヤマブキが二度目の花を付けていた。こう天候が不安定だと、植物のリズムも異変を起こすのかも知れない。



マルメロ Chaenomeles oblonga バラ科