13, 09. 2011 センニンソウ


朝方の雨は程なく上がったが、昨日は肌寒い薄暗い一日となった。作業の手元が良く見えず、灯りを点けて作業を進める。頭が重くなる様な、鬱陶しい天候だった。

風と雨で、茎がぐんにゃりと曲がって、エゾリンドウが咲いていた。ここ数年、栄養不足なのか、茎がすっきりと屹立しない。其処へ長雨と風で、花が四方八方に広がってしまっている。切り花に佳い花なので、来年は対策を講じなければならない。




日中薄暗いと、作業の調子も悪い。2箇所もやり損なってやり直して時間を無駄にした。気分直しに散歩に出かける。南の方を廻って来ることにした。以前見かけたサルビアの仲間が花を付けていた。色も姿も佳い植物。サルビアにしては、かなり背丈が高い。少し南のお宅で、門の両脇のイチイの樹に葡萄を這わせて、アーチの様になっていた。葡萄を潜って出入りをすることになる。





東町公園を抜け、南の緑地帯を進む。南の公園でキタコブシを見上げたが、花芽は確認出来たが、実は葉に紛れて見分けが付かなかった。公園を抜けて南の緑地帯に進もうとして、少し西のお宅に、白い花が咲いているのが目に入った。シロバナハギとは花の付き方が異なる。高い門柱と門扉の奥に、蔓生の植物が這い上がって白い花を咲かせていた。つい数日前、立川在住のMIXY友Hさんのブログで拝見したセンニンソウに良く似ている。その折図鑑で調べて、センニンソウの分布は、渡島半島までと書かれてあったが、どう見てもセンニンソウに違いないと思われた。温暖化で北上して来たのかも知れない。もう少し近付いて見たかったが、塀の中で叶わなかった。




緑地帯を通らずに、南の住宅街を進む。剪定作業を終えた枝が積まれていた。専門職の作業の跡。剪定された樹々には、僅かな葉しか残っていなかった。




鉄道林の前の道路に出た。ヤマブドウが樹々を覆っている。春にオオバナノエンレイソウやルイヨウショウマを見付けた沢も、ヤマブドウで塞がっていた。これでは入ってみる気にはなれない。




中央の沢の東の遊歩道を北へ戻る。先日盛りだったキンミズヒキは、殆ど種子になり、先端が僅かに花を付けていた。二番通りを渡り、北の沢の遊歩道へ入ろうとしたら、通行止めになっていた。どうやら伸び過ぎた枝を剪定している様子だった。仕方なく、住宅街を北東に戻る。何処のお宅のクリも毬が大きくなり、茶色の実が見えているものもあった。




センニンソウ Clematis terniflora キンポウゲ科