03, 09. 2011 エゾトリカブト


陽が少し傾いて来ていた。エゾトリカブトが植えられてある場所は、植物園の北西の角の位置に当る。樹間の道を辿り、バラ園を抜けて北へ向った。他の全ての植物は花期を終えていたが、エゾトリカブトは花盛りだった。赤味を帯びたもの、青みの強いものと、紫色に微妙な変化がある。未だ蕾も沢山付いていて、暫くは楽しめそうだった。充分堪能して、別の道を通って入口に戻る途中、マルバオミナエシを見かけた。






夕刻過ぎまで良く晴れていたが、一夜明けると前夜からの雨が昨日は降り続いた。天気予報には、様々な警報や注意報が目白押しだった。正午を過ぎて風雨が強まったが、3時過ぎには雨が小降となり、出されていた警報や注意報が、次々と解除になり始めた。雨が小止みの内に買物を済ませようと4時過ぎに出かける。嵩をささなくてもよい状態だったので、寄り道をせず住宅街を通ってスーパーへ向った。

何処の庭も色が失せ、庭木も生気のない色に変じて来ている。マルメロの実がまた少し大きくなっていた。玄関脇に設えられた棚で、葡萄が重そうに実を下げていた。高いドウダンツツジの生垣の上から、がっしり組まれた棚が聳え、ミニトマトが見事に実を付けているのが見えた。





盛り土をした高い庭に植えられた高い針葉樹から白い蔓生の植物が下がっていた。蔓が赤味を帯びている。家に戻って図鑑で調べ、ネナシカズラと同定した。1年草とのことで、1年でこれ程繁茂するものかと驚いた。





室戸岬付近から台風が中々動かない。かなりの遠隔地に、風雨の被害が出ている。今朝は風が一段と強まって来ている。余り被害をもたらさぬ様、早く通り過ぎて欲しいもの。


エゾトリカブト Aconitum sachalinense sap. yezoense キンポウゲ科
ネナシカズラ  Cuscuta japonica ヒルガオ