31, 07. 2011 ネムノキ


蒸し暑かった前日に比べ、昨日は午前中は曇って、気温も少し下がった。時折思い出した様に、微風も吹いた。モデルに使用する花を切りに庭に出る。もうアワモリショウマは朽ちて切詰めたので、カスミソウを代用にした。メインのモデルではなく、果物の奥に弱めに入れるモデルなので、何とか役割を果たせそう。ユウバリシャジンの蕾が膨らんで、開花が間近になっていた。最も早く花を開いたアトリエ前のオオウバユリの実が膨らんで来ていた。最初は装飾花が白かった七変化という名の額紫陽花は、やがて真っ青になり、盛りが過ぎると白から赤味を帯びて来ている。此の変化が、名称の由来か。





教室を終えて、モデルに使用した果物で、夕食後のデザートを作った。種類は7種と多いのだが、各々の個数が余りないので、皮を剥いて刻み、白ワインを入れたシロップに浸け込んだ。充分に冷やすと、美味しく戴ける。パインだけは量が多いので、半分を取り置いて、酢豚に入れることにした。果物をメインのモデルにすると、事後処理が大変になる。夕食の食材を買求めに出かけた。東へ向いかけたが、数日前に見たネムノキが頭に浮かび、北西を廻ることにした。

蕾が色付いている有様を予想していたが、もう花が開いていた。数日の高温で、開花が進んだものと思われる。未だ青い蕾の姿も見受けられた。固い蕾が開いて、開花するプロセスを見たいもの。




様々な種類のキイチゴが、塀から覗いている。蔓を塀に絡ませているお宅もあった。塀と道路の隙間に、茄子、トマト、豆を並べて植えているお宅があった。塀の装飾穴から庭を覗くと、中は芝生と植木のみだった。





門柱の傍に、ノラニンジンの大きな株があるお宅があった。良く手入れされた庭なので、意図的に残してあるものと思われる。この時期、道端はにはノラニンジンが白く帯を成すものだが、今年は歩道脇は幅広く草が刈られて、背丈の高いノラニンジンは、空地か住宅の庭の手が廻らない所に限られる様になった。先日ニュースを見ていたら、TV受像機の不法投棄が増えていることが報じられていた。団地周辺にも、不法投棄を戒める立て看板が随分増え、例年にない道端の草刈りも合点がいった。




三番通りを越えて、小公園が並ぶ道を東へ戻る。三番通りへ曲がる角の空地で、ウドが花を付けていた。これから花序を伸ばす花芽もあった。先日見付けたナンテンは、大分花を開いていた。生花店ナンテンを何度も買求めて来たが、何時も赤い実の付いたものばかり。ナンテンの花は、初めてだった。花弁に厚みがあり、黄色い花芯が突起の様に出た花だった。







新潟と福島の集中豪雨は、大きな被害を出した。加えて、今朝早朝、東北、関東北部は、強い地震に見舞われた。雨で地盤が緩んでいた所への強い地震。自然の猛威には、言葉もない。


ウド   Aralia cordata ウコギ科
ナンテン Nandina domestica メギ科
ネムノキ Albizia julibrissin マメ科