23, 06. 2011 ジギタリス


夏至の昨日は、午前中は陽が射したが、午後には曇って土砂降りの俄雨が見舞う目紛しい天候となった。湿度が高く、陽が射すと蒸し暑さを感じた。夕刻また雨が降り出し、最も長い日を味わうことなく過ぎた。昨年の夏至は、個展の最中だった。画廊のオーナーのOさんに我侭を言って、夏至を含む会期にして頂いた。晴れて爽やかな一日だった。

陶の作業の合間に、気晴らしに庭を廻る。庭の彼方此方でジギタリスが咲いていた。2年草で、花が付いた株は朽ちるので、種子を再来年用に蒔いておかなければならない。白、ピンク、赤紫色の3種があるが、何れも筒型の花弁の内側に斑紋がある。此の花が咲くと、夏の到来を感じる。






大きく広がっていたシラネアオイを縛り、ヤグルマソウの大きな葉も切り取って陽を当てたので、ナツエビネが元気になって来た。MIXY友のSさんのブログにツルコケモモが載っていたので、庭のツルコケモモはどうなっているかと見たが、ガンコウランに負けてしまったのか、姿が見えなかった。コケモモが僅かに花を付けていた。




午後も陶の作業を続けていたが、雲の量が増して暗くなって来たので、早めに買物に出かけた。少し西を回り道して、北の沢へ向う。巨木に絡み付いたツルアジサイが、花を開き始めていた。昨年実を多く付けていたサルナシは、蔓を引き千切られる憂き目にあったが、高い位置で実を付けていた。此の高さなら、被害に合わずに成熟出来ると思われる。




花を付けていた樹々が、実を付け始めている。赤く小さな花を吊り下げていたモミジはプロペラの様な実を、ズミは丸い小さな実を付けていた。サクランボが僅かに色付いていた。





空が益々暗くなって来たので、スーパーへ急いだ。買物を済ませて外を見ると土砂降りの雨。雨脚が強く、大きな泡が出来ている。この様な雨が長続きはするまいと、10分程入口横のレストコーナーで待った。幸い俄雨で、間もなく上がった。



ジギタリス Digitalisu purpurea ゴマノハグサ科 キツネノテブクロ