21, 06. 2011 チシママンテマ


昨日は朝方の厚い雲からやがて雨が降り出し、外出を予定していたので気が重くなったが、雨は間もなく上がり、2時を過ぎて晴れ出す目紛しい天候となった。今日のゴミの集荷に合わせて、咲き終わった花やシャクナゲの実を取り去ったものをゴミ袋に入れておこうと庭に出た。

家の東側で、ムラサキツツジがぽつんと咲いていた。今年は花の付きが悪い。西側では、1輪のみ咲いて、その後後続がなかったマンテマが、一斉に咲き始めていた。昨年より株が大きくなり、花の数が増えた。咲き始めは、蕾の中に畳み込まれていた花弁が襞を広げる様に開いて来る。面白い咲き方の花。







サンカヨウの実が、随分膨らんで来ていた。シロバナコマクサの蕾が膨らみ、開花間近になっていた。シランの蕾も膨らんで来ている。梅の下のモミジカラマツは花期を終えたが、日陰の位置では未だ花を開いていた。条件が異なる位置に分散しておくと、長い期間楽しむことが出来る。






午後から初めての画廊に出かけた。かってのアメリカン・センター、現在はアメリカ領事館の近くなので、見当は付く。以前は、アメリカン・センターでは展覧会や音楽会等が頻繁に開かれていたが、9.11事件以降は、門が閉ざされ、警備の方が立っていた。目指す場所は直ぐに見付かった。真新しい真っ白な3階建ての建造物の3階のスペースだった。待ち合わせたIさんは、既に見えていた。充分に陽光の入る、高い天井の魅力的な空間だった。完成間もない建造物で、未だ塗料の臭いが残っていた。Iさんに案内されて、近くの喫茶店でお茶を飲む。詩集の出版を控えておいでのIさんの健康状態が気に懸かっていたが、充実されている様子だった。小一時間話し込んで、店を出る頃には空はすっかり晴れて、気温がかなり上がっていた。

最寄りの駅に着いても、未だ日は高く暑かった。バスの時間が空いているので、歩くことにした。お土産を頂戴した上に、傘も持っていたので、回り道をせずに住宅街の最短距離を北東へ進む。強い色のツキヌキニンドウが咲いていた。図鑑等にはこの種が載っている。ヒイラギナンテンの実も、随分大きくなっていた。塀から覗いているバイカウツギが、花を開き始めていた。庭のバイカウツギも、此の暖かさでそろそろ開いてくれるかも知れない。




チシママンテマ Silene repens var. apoiensis ナデシコ