18, 06. 2011 ゼンテイカ


朝から好天となった昨日は、気温もぐんぐん上がったが、強い南風が吹いた。ゴミの集荷日なので、先日剪定したシャクヤクツツジ、実になり始めたユキザサ等を切詰めたゴミを2袋、集荷場所に運んだ。家の東側で、ゼンテイカが咲いていた。子供の頃から慣れ親しんだエゾカンゾウの方がしっくり来る。きっと道東の原生花園でも、開いているに相違ない。例年なら北海道神宮祭の頃には咲き始めるバイカウツギの蕾が漸く膨らんで来た。





打ち合わせた電車とバスの時間通り、Tさんが最寄りのバス停に到着された。大きなバッグに、様々なお土産を入れて来て下さった。飼い猫のアタローは、他の二匹は直ぐに姿を消すのだが、指定席の椅子に横たわったまま寝ぼけ顔でのお出迎え。一休みして昼食を済ませ、散策に出かけた。シラカバ公園、東町公園と度々ブログに登場する場所を通り、オオヤマレンゲが咲くお宅へ立寄る。少し回り道をしてヤマボウシをご覧頂き、中央の沢の階段へ向った。階段の中程にオオバセンキュウだろうか、背丈のあるセリ科の植物が花を開いていた。ピンとを合わせていると、植物の向こうに人影が目に入った。漸く木道の補修が始まったらしい。中央の沢の底は、セリ科の植物が席巻していた。





階段の南に造られた沢の西側の遊歩道は、緩い勾配の上り道で、団地へ入る道路と交わる。南進してアンダーパスを通り抜け、線路と国道を越えた。少し近道をして、道立図書館へ出た。図書館の南にあるヤドリギへ案内する為。ズミの樹に寄生しているヤドリギは、手の届く位置にある。昨年の葉の上に、小さな新芽が開いていた。





南側の敷地から草地を抜けて、図書館の玄関前に出る。Tさんが入ってみようと仰るので、図書館へ入った。2階の北の資料室は充実していたが、3階の図書は期待程の蔵書量ではなかった。閲覧者の姿は、かなり見受けられた。前庭に出て、気に懸かっていたエゾサンザシを見た。下部の葉は緑色を帯びていたが、新芽は相変わらず鮮やかな黄色で、小さな蕾が上がっていた。ドライフルーツのサンザシを食べた記憶があるが、此のエゾサンザシにも実が生るのだろうか。




前庭から国道に続く道を北へ進む。イヌエンジュは葉を茂らせていたが、蕾は見受けられなかった。タホ河の畔で見かけた樹と同じなら、開花は炎天下になる。もう1種、気に懸かっている樹が、葉を放射状に広げていた。白い花を付ける樹と記憶している。花は未だ大分先のことになりそうだった。国道沿いの喫茶店に入り、少し休憩した。Tさんは、集めたモミジのプロペラの様な実や、ヤドリギの葉を大事そうに小冊子の間に挟んでいらした。駅でTさんを見送り、今日のモデルの花の不足分を買求めて戻った。


ゼンテイカ Hemerocallis dumortieri var. esculenta ユリ科 エゾカンゾウ ニッコウキスゲ