13, 06. 2011 モミジカラマツ


九州地方で大雨を降らせている前線が、少しずつ北上している。早朝ブログの更新作業を進めていた折一雨降ったが、昨日は鬱陶しい空模様ながらその後雨は降らず終いだった。気温が20度を切ると、やはり肌寒い。今週は前半の天候が下り坂で、気温も低いらしい。

雑事の合間に庭を廻った。梅の樹の下で、モミジカラマツが開き始めた。名称通り、紅葉を想わせる葉の下から、細い茎を立ち上げ、糸の様な細い花弁の花を付ける。花の径は7mm位。日向よりも日陰が似合う花だが、モミジカラマツに適した場所かどうかは判らない。




モミジカラマツの手前で、エゾルリソウも開いていた。蕾を見せてから10日近く、中々花を開かなかった。梅とクロフネツツジの葉陰になるので、日照不足なのかも知れない。家の東側では、ジギタリスが蕾を上げていた。左手に見えているのは、昨年種子が零れて芽を出したもの。2年目にならないと花を付けないし、花を開くとその株は朽ちてしまう。





午後、雑貨を買求めに出かけた。今にも雨が降り出しそうな空模様だったが、少し北西を遠回りすることにした。先日見かけたハマニンドウは、黄色く咲いた花が広がっていた。白い蕾が多い時期の方が好ましい。ガマズミもすっかり花を開いていた。扇の様な芽を出していたマンサクが、すっかり葉を広げていた。昨年も見かけたフェンスに絡まる蔓に、もう盛りを過ぎた花が僅かに残っていた。この植物の名称も判らない。






三番通りを渡り、小公園が並ぶ道を西へ向う。札幌の西の山々は、雨雲に隠れていた。2つ目の小公園の名称不明の樹を見上げる。垂れていた雄花はすっかり落ちて、葉が広がっていた。先刻眼下に見ていた農場の西を北へ向う、農場の土手には、イネ科の植物に混じって、コウリンタンポポが朱赤の花を見せていた。




四番通りを東へ戻る。ゴミの不法投棄を禁ずる為か、歩道脇の植物が何時もより幅広く刈り込まれていた。愉しみにしていたノビネチドリの姿もなかった。盲学校の北側に、満開の白い花を付けた樹。エゾノコリンゴではないかと思われる。久々に、空を舞うトビの姿があった。



ゾルリソウ  Mertensia pterocarpa var. yezoensis ムラサキ科
モミジカラマツ Trautvetteria palmata var.palmata キンポウゲ科