11, 06. 2011 サラサドウダン
数日似た様な天候が続いている。昨日も曇りのち雨の予報だったが、午前中は雲なく良く晴れた。ゴミの集荷日で、4つのゴミ袋を集荷場所に運んだ。梅の樹の下のシャクナゲが盛りを過ぎて、数多くの花を落としている。伸び過ぎた枝を詰め、花の跡に出来ている白い実を鋏で切り落とした。この実を成熟させてしまうと、大きな実になり、翌年の花の付きは極端に悪くなる。
サラサドウダンが満開となった。大きく枝を広げた更紗満天星と表記する樹の傘の中に入り、花のプラネタリウムを見るのは、毎年のお愉しみ。花期が終ると、この途轍もなく多い花の跡の実を取らなければならない。
増えるので隅に追いやられているスズランも開いていた。何処から飛んで来たのか、白いスミレがしっかり増えていた。種子を飛ばさぬ内に、花を摘まなければならない。この数では摘み残しも出そうで、スミレとの闘いになりそう。
'08年のポルトギャラリーでの個展の折、上の会場で同時期の個展をやって頂いた齋藤周氏から個展の案内状が届いていた。年に数回の大きなグループ展での発表が続いていたが、3年振りの個展ですとの添え書きがあった。会場となるテンポラリー・スペースの主催者N氏のブログで、前日と昨日に展示作業をされることが記されていたので、午後なら大分形になっているだろうと、出かけた。晴れていた空は昼過ぎにはすっかり雲が広がっていた。札幌駅で地下鉄に乗り換え、北へ向う。最寄りの駅の階段を上ると、出口に人々が屯していた。外を見ると、驟雨だった。数日同じ様な天候が続いているので、様子を見ることにした。10分程も待ったろうか。雨脚が弱まったので、画廊へ向けて歩き出した。途中の店舗で陣中見舞いを調達し、画廊へ着いた頃にには、雨は収まっていた。
画廊正面の壁に立て掛けてある作品が未完成らしく、画材や様々な荷物が置かれていた。壁に直接描かれたものもあり、吹き抜き家の上部は展示が終わっていた。どの作品にも描き込まれている背を向けた子供の姿が、作品の転機を示していた。斎藤氏は会議があって夕刻の来廊と聴いて、画廊を辞去した。
雨は完全に上がっていたので、南へ向って歩き出した。銀杏並木は、緑の量が増していた。雄花だろうか、イェローオーカーの虫の様なものが、並木の足元を埋めていた。ハルニレの実は、茶色に変わっていた。歩道脇には茶色の実が積っていた。遠方からでもこの実で、ハルニレであることを判断出来る。エルムの学園に相応しく、北大構内は大小数多くのハルニレがあることが確認出来た。
北大構内を抜けて、北7条の通りへ出る。アパート前の空地に、ミヤマトウキとヒレハリソウが咲いていた。駅前の生花店を4店廻ったが、先週と同じ花は見付からず、代用の花を買求めて戻った。
サラサドウダン Enkianthus campanulathus ツツジ科
スズラン Convallaria keiskei ユリ科
ヒレハリソウ Symphytum officinale ムラサキ科 別名 コンフリー