10, 06. 2011 アポイカラマツ


曇りのち雨の予報が出ていた昨日は、午前中は良く晴れた。クロフネツツジの周囲を一周して、5分の4程は実を取り去った。中心部の手が届かない部分は、後日に廻した。ついでに、先日切り残した中心に向う枝も切り取った。今日のゴミの集荷に合わせて、彼方此方に置いてある木の枝や、掘り出した根等を集めてゴミ袋に詰め込んだ。

アポイカラマツが花を開いた。葉も繊細ながら、小さな花は非常に複雑な形状をしている。茎も細く、花が浮いている様に見えるのが佳い。大きく見えるが、花は1cmに満たない。葉も気に入っているので、三箇所に増やしてある。





エゾゴゼンタチバナも開いて来た。花弁の様に見えるのは萼で、中央の黒紫色の部分が花。やがて黒い花弁から極小の花が現れる。中央部の花が開いた姿よりも、開かぬ時期がキリッとしていて姿が佳い。花の跡には、赤い実を付ける。




ニシキギが目立たぬ緑色の小花を付けていた。サクラソウは終盤となり、クリンソウが咲き始めていた。クリンソウも段重ねに蕾が付き、下の段から花を開く。





2時前に雨粒がぽつぽつと落ちて来た。予報の雨が早まったのかと、生花店を見て来ることにした。百合とセンダイハギがなければ、今日札幌へ買求めに出かけなければならない。札幌では「よさこいソーラン祭り」が開催されていて、婆娑羅な装束の人々が闊歩しているかと、気が重い。東の沢を廻りたかったが、雨が止まぬので生花店のみ覗いて来ることにした。低い塀の奥に、淡いピンクの花を付けた花木があった。昨秋、カリンの実が塀の上に置かれてあったのを思い出した。林檎や梨に比べると、花が格段に大きく佳い花だった。雪のある内から丸く大きな芽を見せていたのは、白いライラックだった。ライラックも、最近は花が大きくなり、強い色の種が出て来ているが、昔ながらの薄紫色と白花が好ましい。





生花店に求める花はなかった。店を出る頃、雨が小降になっていた。三番通りの中央分離帯に、2本の大きな樹が、白い花を付けていた。先日東の沢で見かけた花木に良く似ている。何の樹なのだろうか。




庭が大分乾いて来ているので、もう少し雨量が欲しかったが、昨夜も雨は降らず終いだった。植え替えをした植物に、水を撒いた方が良いかもしれない。


アポイカラマツ   Thalictum foetidum var. apoiensis キンポウゲ科
エゾゴゼンタチバナ Chamaepericlymenum suecicum ミズキ科
クリンソウ     Primula japonica サクラソウ