01, 06. 2011 キバナシャクナゲ
早朝は冷え込んだが、昨日は予想気温を上回り、良く晴れた。ゴミの集荷日なので、未だ多くのこっている切った枝や、掘り出した根等をゴミ袋に詰め込んで集荷場所に運んだ。庭の東と南の外周で、コンロンソウが咲き始めた。初夏らしい佳い花なのだが、繁殖力が旺盛なのが、狭い庭には都合が悪い。ミヤマダイコンソウも咲き始めた。
蕾が膨らんでいたキバナシャクナゲが咲き出した。高山性の低灌木で、幾分緑色を帯びた淡い黄色の好ましい花。もう40年以上此の場所に植えたままの状態で、株は随分大きく広がっている。
同様に、40年程以前に植え込んだチングルマが大きく株を広げているが、ここ数年花の付きが悪い。今年も株の周辺にぽつぽつと花を付けるのみ。植え替えるべきか否か、判断が難しい。西に移植したクロミノウグイスカグラに花が付いていた。別名ハスカップ。名称通り暗紫色の実を付ける。勢いよく葉を伸ばしているイヌサフランは、やがて葉が朽ちて、地上部分は姿を消す。
今日から日程が詰っているので、今週一杯で終了の個展を観に札幌へ出かけた。黒い床から屹立する1本の鉄の像が空間を引き締めていた。画廊主N氏のブログで、もう少し強いうねりを秘めて直立する姿を予想していたが、幾分予想外れだった。奥の部屋に先客がおいでで、見知らぬ方だったのでそのまま辞去した。画廊から南へ向けて歩いた。北大の銀杏並木は若葉が広がって、木陰を作っていた。並木を西へ進み、南北に通る道を南へ向った。ハルニレから葉が出始めていた。クラーク会館前の石で造られたサークル内の大きなハルニレから、緑の実の莢が落ちていた。種子を内包した莢と、莢が割れて1枚の断片になったものが見受けられた。
高架の下を通り抜け、I邸の東側を南へ進む。北5条通りを越えて、植物園の東側を南進した。緑が量塊を増した中に、白いエゾノウワミズザクラが咲いていた。此の通りは、植物名の名札が、鉄柵に結ばれて歩道に面しているのが佳い。ヤマボウシが小さな蕾を上げ始めていた。
キバナシャクナゲ Rhododendron auream ツツジ科
コンロンソウ Cardamine leucantha アブラナ科
チングルマ Sieversia pentapetala バラ科
ミヤマダイコンソウ Geum calthifolium var. nipponicum バラ科