20, 05. 2011 庭華やぐ


夕刻の雨の予報だった昨日は、7時を過ぎると雨が降り出し、10時前には上がった。風は強いが、空模様の割には寒くはなかった。西隣に見えていた先日樹を切って下さった職人さんが、シャクナゲを移動して下さることになった。堀上の邪魔にならぬ様に周囲にあった野草を掘り上げて、別の場所に植え込んだ。

時間の経過と共に、空が明るくなって来た。11時過ぎに、瞬く間に2本のシャクナゲを見事に掘り上げて奥へ移動させて下さった。手前がぐんと空いて、植物を植え込むスペースが出来た。隣家では、中央にある煉瓦組みの丸い花壇の周囲の敷石を減らして歩道を細くし、その分植物を植え込むスペースを拡充する工事が行われていた。

ずっと1輪のみ花を付けていたクロフネツツジが、一気に開いた。未だ満開ではないが、此の位の時期が好ましい。内庭が華やかになった。庭のオオバナノエンレイソウも開いた。白く花弁の先を覗かせていたヒトリシズカも、ブラシの様な花を開いた。西側の仕事ばかりしている間に、アミガサユリが開花寸前になっていた。南側では、ノビネチドリに蕾が上がって来ていた。







職人さんも隣家のご主人も、謝礼は不要と仰っておいでだったが、気持ちだけお届けしようと、ビールを買求めに出かけた。少し回り道をして、南西へ向う。小学校のグラウンドで、ひょこひょこ歩いているセグロセキレイを見かけた。この時期セキレイの姿を良く見かける。立寄ったのは、ヒイラギナンテンのあるお宅。大分蕾が膨らんでいたが、未だ開花していなかった。進路を北に変え、三番通りへ向う。冬芽が殆ど確認出来なかった赤い枝の木が、もう葉を広げていた。





交通量の多い三番通りを避けて、住宅街を適宜に曲がりながら東へ戻る。2階建ての屋根を超す大きなズミの樹が葉を広げていた。少し東のお宅の果樹と思われる木が白い花を付けていた。早春にマンサクを見たお宅へ立寄る。扇の様に折畳まれた葉が出始めていた。直ぐ隣のお宅で、棚から伸びた不思議な植物を見付けた。ホップに似た楕円形の芽が出ていた。






ビールを買求めてお届けした。未だ工事は半ばで、狭められた円周の外に、溝が出来ていた。あの部分に用土を入れると、随分植物を植え込めることになる。予報に反して、夕刻は雨が降らず、昨夜は月が綺麗に見えていた。今朝は快晴。広がった部分への移植をしなければならない。


オオバナノエンレイソウ Trillium camschaccens ユリ科
クロフネツツジ     Rhdodendron schlippenbachii ツツジ
ヒトリシズカ      Chloranthus japonicus センリョウ科