31, 01. 2011 降雪 


午前中は時折陽が射していたが、午後に入って雪が降り始め、昨日は目紛しく変わる天候となった。前夜良く晴れて気温が下がり、ガラス窓は結氷していた。陽が射し始めて間もなく、梅の枝に大きく冠っていた雪が、どさりと落ちた。何度か落とそうと突ついてみたが、固く凍って落ちなかった雪。地面に落ちても、塊は割れてもいなかった。小さな枝が少し巻込まれたが、大事はなかった。




梅の木に刺した林檎に、ヒヨドリが飛来する。家の中からアタローが威嚇しているが、少しも動じない。津軽海峡を集団で、オオタカノスリハヤブサ等の天敵を避ける為に、海面すれすれに飛ぶ賢い鳥なので、ガラス窓の奥で人や猫が動いても大事ないと学習したらしい。



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土曜日、油絵を描きに見えた方が置いていって下さった「ヤノマミ」という本を読んで過ごした。アマゾンの奥地に暮す他の文明に接触せずに一万年を暮して来た民族のルポルタージュ。未だ読み始めたばかりだが、幅を持たせた言語の使用法が面白い。2時少し前に、散歩に出かけた。風は弱いのに低層を流れる雪雲の動きが早く、時折雲が切れて青空が覗く。シラカバ公園を北に向い、途中で公園を抜けて、住宅街を北西へ向った。公園では雪が落ちた折に折れたのか、大きな枝が落ちていた。西の住宅地では、ズミが雪を抱え込んで重そうに立っていた。未だ実が残っている。この先、食料が乏しくなる鳥達には、佳いご馳走になると思われた。







三番通りを東へ戻り、ナナカマド公園へ入った。此処でもニシキギの枝が折れていた。空の様相が目紛しく変わる。ナナカマド公園を西へ戻る頃には晴れていた空が、家に近付く頃には暗くなって雪が舞い始めた。





昨夜からの雪が、今朝は10cm程積っている。薄雲がかかっているが、空は晴れて陽が射して来た。早朝のニュースで、福井の雪の様子が報じられていた。国道で車が足止めとなり、夜を明かした人々の様子。例年の3倍もの積雪がある地方も出て来たとのこと。雪と闘う暮し振りを案ずる。