30, 01. 2011 雪雲が切れて


午前中は良く晴れていた昨日は、正午過ぎになって黒い雪雲が空を覆った。教室の後片付けをして、雪が降り出さぬ内にと、買物がてらの散歩に出かけた。南西に僅かに青空が見えていたので、回り道をして東町公園へ向った。何時降り出しても可笑しくない様な空模様。黒い雪雲の流れは早かった。





一番通りを東へ向う。暫く降雪がないので余裕が出たのか、交差点の付近は広く雪が除けられて、見通しが良くなっていた。暫く歩いている内に、背中に陽が射して暖かくなって来た。振り返ると、青空の領域が広がっていた。軒端の氷柱が陽を浴びて、虹色に光っている。歩道脇の生垣に積った雪も輝き始めた。




煉瓦工場の東角は、凄まじい有様だった。数日前のキレンジャクヒレンジャクの仕業。歩道や周囲の雪は、食べ散らかしたナナカマドの実と排泄物で、通るのもうんざりする程汚れていた。樹を見上げると、あれ程多くの実を付けていたナナカマドが、すっかり寂しくなっていた。工場の角を北へ曲がる。北の空もすっかり晴れていた。未だ枝に雪を抱えていたが、ハンノキは枝折れもなくすっきり立っていた。






東の沢伝いに北へ向う。何処もブルトーザーやダンプで雪が押し出されていて、暖かい季節には覗けぬ沢が良く見える。大規模に押し出された雪に上って、先端まで行って見た。もう1本、イワガラミが絡んだ樹を見付けた。夏にはとても近付けぬ位置。シジュウカラだろうか、小鳥が飛来して直ぐに飛び去った。沢の斜面には、雪の塊が転がっていた。






今日は雪の予報が出ているが、雲は多めながら、青空が覗いている。東北や北陸の雪の様子が報じられていた。屋根の雪下ろしの様子では、雪が人の背丈を超えて積っていた。九州では火山の爆発に因る降灰。これ以上酷くならずに、春に向って欲しい。