17, 01. 2011 降り続く雪 


前夜半からの雪は、思いがけぬ程積っていた。昨朝朝刊を取りに玄関へ出て鈎を開け、ドアを開こうとしたが中々開かない。漸く押し開けると、階段に新聞配達の方の足跡が残っていた。30cm近くの積雪だった。一旦止んだかに見えた雪も、また降り始めた。北の豪雪地帯の岩見沢と結ぶ列車に運休が出て、高速道路も一部交通止めになっていることが判った。酷い思いをした受験生がいなかったことを願うのみ。

幾分乾燥した急須の持ち手を胴に取り付け、注ぎ口と茶葉を漉す目皿を作った。この2つの部品を取り付けると、成形は完成する。殆ど役に立たなかった買求めた急須は、花入れにでも使おうかと思っている。作業画一段落して、2時少し前に散歩に出かけた。彼方此方で雪を片付ける人々の姿が見える。ついでに切れかかっている乳液を買求めようと、南の商店街へ向った。ドラッグストアと小学校の間の小公園は雪捨て場となり、押し上げた雪は照明灯の高さを超えていた。南へ向い東町公園へ出る。道路際の雪は益々高さを増していた。雪の壁の隙間から、小山に人影が見えた。公園の西の道を進んで一番通りに出た。何処から公園に入ったのか、中年のご夫婦がお孫さんと思われる2人の子供を遊ばせていた。





一番通りを西へ進む。イチイの生垣に積った雪は、地面の雪と繋がっていた。何処も真っ白で、見知らぬ街を歩いている様な感覚に襲われる。道を1本南へ行き過ぎて、久々にヤマボウシのあるお宅の前に出た。此処のヤマボウシは、花が咲くのが最も遅く、実を落とすのも遅いが、流石に実は残っていなかった。遠さな冬芽が数多く見られた。




中央の沢の階段に着いた。除雪はされて居らず、砂も撒かれていないので、降りるのを諦めた。登りよりは行の方が滑り易い。沢の東の遊歩道を北へ戻った。先日通った折に舌の様に垂れていた雪は、厚みを増して地面の雪と繋がっていた。





二番通りを渡る。手押し信号の大分東から、そりに雪を積んだ方がやって来た。道を譲ると通り越して西へ向い、北の沢に雪を捨てて戻っていった。沢には、かなり低い位置まで雪が迫出していた。




北の沢の東の遊歩道を北へ進む。此処でも遠くから雪を運ぶ人々の姿があった。住宅街を東へ戻る。シラカバ公園でも、雪の中小山で遊ぶ子供の姿が見られた。大分根元が雪で埋った林檎の樹には、取残しの実が未だ着いていた。家の西隣のご主人が、屋根の雪下ろしをしておいでだった。平らな屋根の縁の雪をぐるっと落とされていたが、断面を見ると1mを超えていた。我家の屋根は急勾配なので雪は落ちるが、落雪が軒端まで達していた。これ以上雪が降ると、雪は落ちなくなる。




今朝は雪は止んでいるが曇り空。東西の屋根の落雪を、片付けなければならない。