11, 01. 2011 雪降り止む


ここ数日続いていた様に、昨日も朝方雪雲が広がって、雪が降り始めた。時折薄日も射すが、雪は降り止まない。数日の雪で、背丈の低い庭木は、地面の雪と繋がってしまった。裏のお宅の屋根の雪は、厚みを増して迫出している。やがて青空が見え始め、降ったり止んだりを繰り返した。「北風と太陽」ならぬ雪雲と太陽の鬩ぎあいが暫く続き、太陽に凱歌が上がった。





2つの陶筥から削り出した粘土を纏めて練上げ、もう1つ四角形の陶筥を形作った。幾分浅めにして、四角形を大きめに作ってみた。戻ってもう一仕事しようと、何時もより早めに散歩に出かけた。新雪に太陽光線が反射して眩しい。この2日間、3階の窓が雪で塞がり、2階の廊下と階段の為に、日中も灯りを点けなければならなかった。正午前に天窓から光が入って来た。屋根の雪の様子を見ると、殆ど雪は落ちていた。2軒西のお宅では、雪の処理が難しくなったのか、排雪の作業が行われていた。




夜を徹しての除雪作業だったのか、道路は何処も除雪が終っていた。ブルトーザーが削り取った雪の壁が高い。久々の日中の陽光が気持ち良い。東の沢から三番通りを越え、農場の東側の道を北へ進んだ。農場では飼料の大きなパックを纏めて山積みにしてあったが、賢い鴉は騙されず、多数の鴉が群がっていた。





四番通りを西へ戻る。もうセイタカアワダチソウやエゾヨモギは倒れて雪に埋ってしまっていた。歩道と車道の境の雪の壁が高くなっているので余り気にはならないが、雪を満載したトラックが追い越して行く。盲学校の角には、雪捨て場に入る為に順番待ちをしているトラックが並んでいた。通りを渡って、雪原から西を見渡す。雪捨て場は高さを増して、北と西へ伸びていた。西の山並みには、雪雲が掛かっていた。晴れ間は長続きはしそうにない。







盲学校の前の道を南へ戻る。ヒヨドリが残ったナナカマドの実を啄んでいた。前夜NHKヒヨドリの大集団が津軽海峡を越える様子を観た。冬になると餌を求めて平地に降りて来る鳥かと思っていたが、旺盛な食欲は大旅行のエネルギーらしい。



昨夜は三日月が見えていたが、夜半に吹き荒れたらしく、窓ガラスに雪が貼り付いている。3階の天窓は、また雪で埋ってしまった。日中灯りを点ける暮しは気が滅入る。