06, 01. 2011 降雪

前日は素晴しい好天だったのに、西に見えていた雪雲が広がったか、昨日は朝からどんよりとした天候になった。午前中は時折薄日が射したが、午後に入って雪が降り出した。久々の日中の雪だった。

先月から手がけている大きな器の糸底を削り出す作業をした。希望のサイズの糸底の上に器の底を広げると、粘土の自重で広げた部分が垂れ下がってしまう。何度かやり直してみても結果は同じだったので、糸底をかなり大きめにして、広がる粘土を支える役目を負わせた。未だ完全には乾燥していないが、形の崩れの心配はなくなったので、余分の糸底を削った。後は、持ち手を付けると成形は終了する。口径は15cm,高さは18cmになった。素焼と本焼きの二度の焼成で、２割程小さくなる。

雪が酷くならぬ内にと、２時過ぎに買物に出かけた。気温が高めなので、牡丹雪が降っている。少し離れた場所が霞んでいた。ブルトーザーとトラックが対になって、排雪作業に走り回っている。排雪のサーヴィスを依頼してあるお宅には、小さな旗が立てられているのだが、旗のあるお宅とないお宅では、塀の前の雪の量が歴然と異なっていた。

スーパー近くの窪地の横を通る。さして広くはない窪地なのだが、東の沢の枝分かれの部分で、周囲は住宅に囲まれているが、春にはエゾエンゴサク、エンレイソウ、オオバナノエンレイソウが咲き乱れる貴重な場所。降りしきる雪で、カラマツの梢が煙っていた。

買物を終えて戻る頃には、雪は止んで西の空が僅かに明るくなっていた。続く雲の写真と最上部の写真は、前日の雲。空の様相は、晴れた日の方が動きがあって面白い。

今朝も曇り空。週間天気予報には、雪だるまが勢揃いしている。青い空を背景にした雲のドラマは、暫く見られないかも知れない。