27, 12. 2010 真冬日続く


最高気温0度と、辛うじて真冬日脱出の予報があった昨日は、雪こそ降らなかったものの、陽射しは殆どなく気温も上がらなかった。洗濯機を仕掛けて、不要なものの整理をする。何かに使用出来そうと保存しておいたものが溜ってしまう。処分すると、奇妙に使用する折が出て来るのは、何時ものこと。限られた空間で暮しているのだから、片付けるということは、処分することと殆ど同義語になる。結構時間を取られた割には、すっきりとはせず終いだった。

2時少し前に散歩に出かけた。前日のカリカリした状態が僅かに緩んでいるものの、凍って滑ることには変りがない。特に曲り角に出来た深い轍の跡が凍って、ざくざく指数もむべなるかなの感じだった。




東町公園を抜けて、一番通りを越え、公園伝いに南へ向った。南の公園のキタコブシは、綿毛に包まれた芽を数多く見せていた。更に南に、公園に隣接するお宅の庭に、大きなコブシの樹がある。近付いて驚いた。太い枝も切られ、哀れな姿になっていた。




駅から続く道を東へ向った。角のお宅の塀に、ぐるっとツタ茎が這っていた。上を見上げると、大きな樹にヤマブドウが絡み、数多くの実をぶら下げていた。秋には良い風情だったのかも知れない。





東の沢の南に相当する鉄道林に続く窪地では、小川が凍っていた。水は暗渠で、道路や宅地の下を通り、東の沢に続くらしい。その通り道とも思われる小学校東側の緑地と日時計のある公園を通り抜け、一番通りに出た。少し陽が射し始めていた。




煉瓦工場の東角のナナカマドの巨木は、未だ実を多く付けていた。此処は鳥の通り道ではないのか、ヤドリギも寄生していない。煉瓦工場と高速道路の間の道を北へ進んで、ハンノキを見上げた。ブルトーザーが押し上げた雪で、もう樹に近付くことは出来なかった。雪の重みで折れたのか、枝が落ちていた。





暗い日曜日だったが、荒れぬだけでも良かったのかも知れない。東北では雪で、高速道路に300台もの車が立往生して夜を明かしたと報じられていた。今朝は良く晴れて、南西の空に半月が見える。相変わらず冷え込みは強い。