18, 12. 2010 束の間の晴天


朝日を受け、薔薇色に輝いていた雲が程なく消え、昨日午前中は雲のない快晴となった。午後から雲が増えて来たが、青空の領域は余り狭められなかった。前日、雪雲が演じた空模様とは大違い。今日は雪の予報も出ているので、束の間の晴天だった。

前日散歩の途中迄、空は雪雲一色だった。東の沢を北に向い始めた頃、僅かに薄日が射し、やがて雲が切れて来た。弱い色ながら、青空も覗き始めた。





北西から伸びている大きな雪雲が動き出し、豪快なドラマを演じ始めた。雲の動きが早く、鬩ぎあう雲が次々と姿を変える。見飽きぬ程面白い出しものだった。






西の空に繰り広げられる雲の様相を堪能して、散歩を終えた。あの雲の様子から、夜分の晴れ間や昨日の快晴は予想外のものだった。




もう賀状の受付も始まったので、余り気は進まないが、そろそろ賀状の準備を始めることにした。ハガキやプリンターのインク、年賀用の切手、その他雑多な買物があって、午後から札幌へ出かけることにした。毛皮の付いた長いコートを出し、外出用の雪靴を出した。春にこの靴を染める染料を買求めてあったのを思い出した。'08年の個展の前に、バッグに合わせてグリーンの靴を探したが、想い描いていたグリーンのものが見付からず、幾分オリーブ色を帯びたものを買求めた。緑には相違ないが、色系統が少し異なるのが気になっていた。別の買物に出かけて、偶然目に入って染料を買求めていたのを、その後慌ただしく忘れていた。液状の染料で、備え付けのブラシで塗るだけの簡単なものだった。手持ちのバッグと同系の色に染め上がった。夏の旅ですっかり色の抜けたハンティングも染めてみた。見事に生まれ変わった。



メモを用意し、買い忘れがない様に、南の方から駅へ戻るコースを廻った。テレビ塔の前のプラタナスが、実を数多く付けていた。ある程度剪定はされているが、10mは超えている大きな樹。この通りの街路樹は、伸び伸びしていて気持ちが良い。少し西へ廻って、MIXY友のKさんが奮闘されている時計台の庭も見て来た。ツツジアジサイは縄でしばられ、エゾクガイソウも切詰められていた。来年はどの様な展開を見せるのかが愉しみ。更に北のサルスベリにも立寄った。剪定され、縄が掛けられていた。今年は咲き始めしか見られなかったが、来年は満開のサルスベリを見たいもの。





少し明るくなり始めた戸外は、雪が降っている。予想最高気温は0度。辛うじて真冬日脱出か。