06, 11. 2010 早まる日没


すっきりせぬ天候が、一週近く続いている。昨朝青空が見えて、漸く回復かと思われたが、午後に入ってまた雲が広がった。僅かな陽射しで、ツワブキがまた少し開いた。やはり日照が必要らしい。悪戦苦闘していた手仕事も、漸く目処が立って、鋏を入れて裁断した。今日は晴れの予報が出ているので、完全に開きそう。ここ2年程花が付かなかったので、開いて欲しい。




午後から写真家Mさんの個展を観に、札幌へ出かけた。折よく会場においでで、少し話が出来た。6月の個展以来の再会。工房のK・Kさんの磁器の器に、様々な素材をあしらって、撮られた写真の展覧会。素材の選択がユニークで、同じ器が全く異なった表情を見せている。粘りのある青い壁で難しい空間だが、空間をしっかり押さえておいでだった。




裁断でかなり無理をしたので不足の材料が出て、帰りがけに調達することにした。幸い雨が上がっていたので、南東へ向って歩いた。'08年に個展をした会場の前を通る。相変わらず、会場は使用されて居らず、折角の佳い空間は、宝の持ち腐れ状態。ビルと歩道の間の僅かな隙間に植込みのスペースが造られ、様々な植物が植え込まれていた。セッコウボクが葉も枯れずに、実を数多く付けていた。ベニシタンの姿も見受けられた。無機質な壁が、植物があるだけで表情が和らいで見える。





電車通りを東へ進む。駅に着いた折には、霧雨が降っていたが、雲が切れて僅かに日が射して来た。2箇所で買物をと思っていたが、運良く最初の1軒で、必要なものが調達出来た。北へ進み駅へ向う。未だ5時には大分間があるのに、天候の所為もあって、薄暗くなって来た。街灯もテレビ塔の灯りも点灯されていた。





久々に道庁の前庭を通り抜けたが、もう真っ暗。池を泳ぐ水鳥の声が賑やかに聞こえていた。