05, 11. 2010 突起のある実


代わり映えのせぬ空模様が続く。昨日午前中は薄日が漏れていたが、予報で降水確率が少なくなっていた午後に入って、小雨が降り出した。当日の予報も外れるのだから恐れ入る。少し陽が射したのが引き金となったのか、ツワブキが僅かに開いて来た。日照が必要な種なのかも知れない。カシワバアジサイの葉は、凄みを帯びた色となっていた。




3日の朝、何時も拝見しているS大M教授のブログに、机上に並べられた実ものの写真が載せられていた。様々な実の中央に、緑色の突起のある実が2つ並んでいた。夏の旅で、方々で見かけたトチノキの葉に似ている樹に生っていた突起のある実を思い出し、コメントを入れて、何の実かを尋ねた。昨朝ブログを訪れてみると、ダチュラ(洋種朝鮮朝顔)の実であるとのお答えがあった。暫く忘れていた実が気に懸かって、Netで調べた。セイヨウトチノキの実であることが判った。別名マロニエ。上写真は、アルハンブラの丘で写したセイヨウトチノキ




駅前の銀行に用事があって、2時前に家を出た。南へ向いモクレンの実を見上げる。降り続いた雨が災いしたのか、開いていた先端の赤い実は、朽ちて黒くなっていた。東町公園を抜け、公園伝いに南へ向う。鋭い鳴き声を発して鳥の群が飛び交う。樹に止まった姿を捉えたが、どうやらヒヨドリらしい。庭に飛来するヒヨドリはつがいで来るのだが、かなりの数の群で飛んでいる。団地南端の道路沿いの鉄道林は、針葉樹林を南北から挟む様にある広葉樹の葉が大分落ちて、国道を走る車が透けて見えていた。





銀行で用件を済ませ、中央の沢の西の遊歩道を北へ進んだ。カエデの類いの紅葉が、僅かに残っていた。二番通りを渡り、北の沢の西の遊歩道を進む。ヤナギも黄ばんで葉が落ち始めていた。庭のツツジと同様に、葉の輝きが失せて、沢全体が重く感じられる。三番通りへ出て東へ進み、東の遊歩道へ入った。入って直ぐの斜面に、小振りのヤマモミジが、未だ鮮やかな色を残していた。






遊歩道を南へ進んで、トチノキを見上げる。葉は半ば以上落ちて、大きな葉が根元を埋めていた。


セイヨウトチノキ Assculus hippocastanum 別名 マロニエ トチノキ